2016年5月2日(月)より開催している白岩登三靖作品展『SKETCHBOOK』ですが、30年前にスケッチブックに写真を貼付け、その写真と繋がる絵を描くアート作品に取り組んでいた日本人がいたのです。ポラロイドカメラ(SX70)で撮影した画像を中央に配し、それらを取り囲む様にパステル等で景色や静物をシームレスで逆説的な連続性に描いたシリーズ『SKETCHBOOK』。1985年ICPで最初に展示した「MIRROR」に続き、1989年と1991年にもICPで展示した『SKETCHBOOK』シリーズ。グラフィックデザイナーでありながらICP(International Center of Photography)の常設写真ギャラリーで3回も個展を開催した若き白岩登三靖。ICPの会長であるCornell Capaが図録のイントロで日本の若い写真家白岩登三靖の作品を絶賛。亡くなられても、なお斬新な作品が心に残り輝いています。
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