アート作品展『解かれないまま –Left Unsolved–』

Art Gallery M84は、2026年12月1日(火)よりアート作品展『解かれないまま –Left Unsolved–』を開催致します。

今回の作品展は、Art Gallery M84で第177回目の展示として実施する安眠ギャラリー主催の企画展です。アート作品展『解かれないまま –Left Unsolved–』は、6名の作家がそれぞれの技法や表現を通して、「解かれないまま」というテーマに向き合った約15点の作品を展示します。

作品を前にしたとき、すぐには答えが見つからないことがあります。色や形、構成に込められた意図を考えながら鑑賞するうちに、作品は見る人それぞれの中で異なる意味を持ちはじめます。作品にひとつの正解を用意するのではなく、鑑賞する方が自由に感じ、考え、問いを持ち帰れる展示を目指しています。会場を出た後や、ふとした日常の中で作品を思い出す。そのように、鑑賞後も心に残り続ける作品との出会いをお楽しみいただければ幸いです。

※作品展の会場にて、作家の作品集やグッズの販売を予定致しております。また、来場者には、図録『解かれないまま –Left Unsolved–』を配布致します。
※お客様と作家の懇親会として12月5日(土)14:00~15:00にレセプションパーティー(参加費無料)を開催します。

【代表からの一言】
作品を前にして、ふと「これは何を意味しているのだろう」と考えたことはありませんか。美術作品には、必ずしもひとつの答えがあるわけではありません。
作家が作品に込めた思いや背景、そして色彩、構成、素材、描写といった技術。それらに触れながら、作品から何を感じ、何を見つけるのかは、見る人それぞれに委ねられています。

『解かれないまま –Left Unsolved–』は、アート作品を理解するための「正解」を提示する展覧会ではありません。作品の前で生まれた小さな疑問や違和感、心に残った色や表情。その場では言葉にできなかった何かを、そのまま持ち帰っていただきたいと考えています。

展覧会場を出たあと、電車の中で。ふと、あの作品のことを思い出す。あるいは一日を終えて眠る前に。ふと、あの作品について思いを馳せる。それは、作品から手渡された問いが、まだあなたの中で「解かれないまま」残っているからかもしれません。鑑賞とは、答えを見つけて終わるものではなく、そこから始まるもの。作家が作品の中に残した問いと、あなたが作品から受け取った問いが、静かに出会う場所。それが、安眠ギャラリーがこの展覧会でつくりたい空間です。安眠ギャラリー代表 山崎 貴弘

【安眠ギャラリーについて】
安眠ギャラリー(An-min Gallery)は、美術作品の魅力をより多くの方々に届けることを使命に、親しみやすく鑑賞しやすい企画を通して、美術作品をもっと身近に感じていただける展示を行っています。

作家と鑑賞者をつなぐ橋渡し役として、それぞれの方が自分のペースで作品と向き合い、作品との出会いが心に残るものとなる場をつくることを目指しています。

【展示歴】
2025年09月 第1回アート作品展『無意識のカレイドスコープ –Kaleidoscope
         of the Unconscious–』みなとみらいギャラリー(神奈川・横浜)
2026年12月 第2回アート作品展『解かれないまま –Left Unsolved–』
         Art Gallery M84(東京・銀座)

【出展作家】6名(敬称略・アイウエオ順)
安藤 光(あんどう・ひかる)、織本 左(おりもと・ひだり)、鬼原 美希(きはら・みき)、水那 しえ(すいな・しえ)、名無菜 ナム(なむな・なむ)、変幻 自在(へんげんじざい)等。

【安藤 光(あんどう・ひかる)氏の略歴と代表作品について】
1986年 福島県福島市生まれ・在住
2008年 石巻専修大学 理工学部 基礎理学科 卒業
《主な受賞歴》
2013年12月 第一回公募 美の起原展 銀賞受賞
2026年10月 第21回西会津国際芸術村公募展 準大賞受賞
《主な個展歴》
2012年「ドローイング細密画展」アートギャラリー絵の具箱(東京・吉祥寺) ※以降年一回開催
《アートフェア/主なグループ展歴》
2010年12月「【新しい】カオス*ラウンジ【自然】」高橋コレクション(東京・日比谷)
2024年12月「アートのチカラ展」伊勢丹新宿店(東京・新宿)
2025年05月「-完全-KANZEN」銀座三越新館(東京・銀座)
《代表作品タイトル:無題》
目的や完成形を定めず、単純な線や図形を繰り返し描きます。
これは、無意識を直接表出させるオートマティスムとは異なり、人間の手による「必然」を極端な反復によって蓄積し、その必然性を希釈する試みです。
塩水を膨大な水で希釈すると塩味を感知できなくなるように、一本一本の線に宿る手描きの必然を積み重ね、全体として作者の意図を捉えきれない「ほぼ偶然」を生み出します。意味を定めずにつくられたものを前に、なお意味や形を見出そうとする人間の知覚に抗い、意味に依存しない在り方の可能性を提示します。

【織本 左(おりもと・ひだり)氏略歴と代表作品について】
2025年5月よりアナログ作品を中心に作家活動を開始。
かわいくて、見ている人がほっとできるような作品を描けたらいいなと思っています。
作品を通して、少しでも心が和らぐような時間を届けられたら嬉しいです。
《主な個展歴》
2026年01月「透き通る心」Art Gallery Shirokane 6c(東京・白金)
《主な掲載歴》
2026年「ILLUSTRATION 2026」(翔泳社)
2027年「VISIONS 2027」(KADOKAWA)
《代表作品タイトル:透き通る心》
宗教的な意味合いにとらわれない「Angel」をモチーフに作品を制作している。
儚く脆い存在の中に宿る「永遠」を伝えたい。

【鬼原 美希(きはら・みき)氏略歴と代表作品について】
2012年多摩美術大学大学院修士課程テキスタイルデザイン研究領域修了。
日常生活で感じたことをはじめ、世界中を旅し体感してきた、各国での染織文化や織素材の多様性、現地に住まう人々や動物のあり方、そこで経験した出来事をもとに、様々な素材を使ってタペストリーを織っている。綴れ織る行為を「体験したことを記憶に刻み込むこと」「人と人との関わり」「作品に込める祈り」として捉え活動を続ける。
《主な個展歴》
2023年01月「たびするおりびとmeets調布と映画」調布市文化会館たづくり(東京・調布)
2024年07月「W-double-」いりや画廊(東京・台東区)
2025年03月「Orange」江夏画廊(東京・麻布台)
2025年05月「muziki」ギャラリー白樺(鹿児島・泉町)
2026年06月「ストロマトライト」白水郷アートプレイス(熊本・南阿蘇)
2026年12月「zenzai」マージナルギャラリー(鹿児島)予定。
《代表作品タイトル:焦がれて》
今回の出展作品は、メキシコのオアハカを訪れた際、また、石垣島でダイビングをした際に受けたインスピレーションをもとにして織り上げています。わたしにとって制作することは、世界はこんなにおもしろく、うつくしいと自分自身に気が付かせてくれる大切な行為です。素材を織り重ね表現することは、まるで呼吸を具現化しているようです。作り手、そして素材が放つ息づかいを、ぜひ作品から感じて下さいますと嬉しいです。

【水那 しえ(すいな・しえ)氏略歴と代表作品について】
イラストレーター・作家として活動中。
ふわふわとした柔らかなタッチと、淡い色使いを得意としています。
女の子やお花、小さな生き物を好んでよく描き、やさしい世界観を大切にしながら作品を制作しています。オリジナルイラストの制作や展示活動のほか、LINEスタンプの販売、イベント出展など幅広く活動しています。
《代表作品タイトル:透明な空へ》
ふわふわときらきらに包まれたような、やさしくあたたかな世界を表現しています。どの作品にも私なりの「好き」を込め、見てくださった方の心が弾んだり、
前向きな気持ちになれたりするような作品作りを大切にしています。私の描く世界が、現実の嫌なことをほんの少しでも忘れられるような、やさしい場所になれたらうれしいです。作品を見てくださった方の心が軽くなったり、自分や誰かにやさしくなれたり。そんな小さなきっかけを届けられたらと思っております。

【名無菜 ナム(なむな・なむ)氏略歴と代表作品について】
2001年 大阪府生まれ。
2024年 多摩美術大学美術学部絵画学科版画専攻卒業。
女の子と不条理な世界を主なモチーフに、日常の中でふと心に引っかかった事柄を、一枚の絵の中に物語として描いている。少しの違和感や不完全さを含んだ世界を、コミカルでかわいらしい表現で描き出す。
《主な受賞歴》
2024年06月「第8回WEGO放課後アート部SNSコンテスト」WEGO放課後アート部賞受賞。
《代表作品タイトル:UFOを呼ぶ女の子》
女の子と不条理な世界をテーマに、日常の中でふと心に引っかかった事柄を、一枚の絵の中に物語として描いています。また、人々の信念や価値観、それらから生まれる行動や、人々が築き上げる環境に関心を持ち、作品の着想につなげています。今回はアナログ画材で制作した作品を中心に、ドローイングも多数展示する予定です。子供のように自由な発想を大切に、少しの違和感や不完全さを含んだ情景を、コミカルでかわいらしく描き出しています。

【変幻 自在(へんげんじざい)氏略歴】
私はその時々に抱いた自身の感情を、偽る事なくありのままキャンバスに描き出しています。名義の通り、感情の変化に伴って作風も変幻自在に変わりますが、作品に込める想いは一貫しています。私の絵を通して、言葉にならない心の機微を感じて頂けたら嬉しいです。
《主な受賞歴》
2023年08月「第7回WEGO放課後アート部SNSコンテスト」gata 賞受賞
《アートフェア/主なグループ展歴》
2025年09月「無意識のカレイドスケープ」みなとみらいギャラリー(神奈川・横浜)
《代表作品タイトル:無題》
コンセプトは[合縁奇縁]です。人の出会いは、全て不思議な巡り合わせ。
この世界で生まれる全ての巡り合わせを楽しみ、作品を作りました。
良い出会いも、悪い出会いも全て自身の表現に注ぎました。

Art Gallery M84では、「アートを展示する場、鑑賞する場、作品を購入できる場」にとどまらず、アートを楽しみ、アートを通じての自己表現を志す方々が集える場所、アートの可能性を広げていく拠点になることを目指しています。プロ・アマを問わず、幅広く作家を紹介する企画を開催してまいります。

【作品展概要】
名  称 : アート作品展『解かれないまま –Left Unsolved–』
作 品 数 : 約15点
主  催 : 安眠ギャラリー
協  力 : Art Gallery M84
作品購入 : 展示作品は、全て購入可能。
展示期間 : 2026年12月1日(火) 〜 6日(日)
場  所 : Art Gallery M84
所 在 地 : 東京都中央区銀座四丁目-11-3 ウインド銀座ビル5階
電  話 : 03-3248-8454
開館時間 : 11:00~18:30(最終日17:00まで)
休 館 日 : 会期中無休
入 場 料 : 無料
U R L : http://artgallery-m84.com/?p=16761

<アート作品展『解かれないまま –Left Unsolved–』の代表画像>           クレジット : 無題 © 安藤 光

           クレジット : 透き通る心 © 織本 左

           クレジット : 焦がれて © 鬼原 美希

           クレジット : 透明な空へ © 水那 しえ

           クレジット : UFOを呼ぶ女の子 © 名無菜 ナム

           クレジット : 無題 © 変幻 自在

以上

第84回 プレザントクラブ写真展『水』を開催

Art Gallery M84は、2026年11月10日(火)より第84回 プレザントクラブ写真展『水』を開催致します。

今回の作品展は、Art Gallery M84で第175回目の展示として実施するグループ展です。
プレザントクラブは、各会員が楽しく写真のレベルアップと会員間の交流を図ることを目標に活動しています。各会員は、それぞれ自分のテーマに取り組み写真活動を行っていますが、毎年共通のテーマを決めて写真展に向けて作品を仕上げています。今回のテーマは『水』です。落ちてきた水が爆発するような瞬間やシャワーの様にトマトに降り注ぐなど新たな視点の作品達です。写真表現の幅を広げてきたプレザントクラブ会員の世界を、ぜひ会場でご覧ください。

活動は、作品作りの感覚をみがくため講師指導の下、月例撮影会と月例作品研究会を基本として、毎月開催する月例会では各会員が持参した作品に対して講師・同人による作品指導・作例研究後、全員参加での意見交換を実施して、会員のレベルアップに務めてまいりました。今回の写真展は、会員が1年間取り組んだ合計30点の組・単写真作品を展示・発表します。

※作品展の会場にて、西山清初代会長の作品5点や写真集も参考展示致します。
(西山清は、1893年東京生まれ、15歳頃から写真に関心を持った。福原信三の『光とその諧調』ピクトリアリズムの美学に強く影響を受け、資生堂初代社長で日本写真会初代会長であった福原氏の勧めで日本写真会に加わり、資生堂ギャラリーで個展を開催。1954年に日本写真協会賞、1977年に写真への貢献により勲五等旭日章を受けた。1983年に没す。彼の写真は東京都写真美術館や日本大学に収められ、昭和前・中期を代表するピクトリアリズム芸術写真家の一人とされる。)

【クラブ代表からの一言】
日本を代表するピクトリアリズム芸術写真家の一人である風景写真家の西山清が創設した今年で創立105年になる歴史ある写真クラブです。

彼の意志を継いで、会員の写真がレベルアップする活動を推進しております。
今回のテーマは『水』ですが、風景、スナップ、動物・・・・様々なジャンルの作品があり見応え十分です。

写真表現の幅を広げてきたプレザントクラブ会員の作品と西山清初代会長の作品を一緒にご覧ください。会長 野田光治

【プレザントクラブについて】
風景写真家西山清(初代会長)と数名の写真愛好家が集い、第1回の例会を1921年10月20日に開催して、当クラブが発足しました。クラブ名は時代を先取りして英語で『愉快な仲間』と言う意味のカナ文字にしたとあります。毎月第2日曜日に月例会を開催し、各自が持ち寄った自由題作品および毎月開催している撮影会での作品について、講師・同人のアドバイスを受けながら意見交換をしています。これからも現会員は毎月の撮影会と例会によって写真技術の向上と新しいことへのチャレンジに努めてまいります。現在は、会員数13名で活動しています。

【最近の展示歴】
2021年11月 第79回写真展『100周年記念 / 雲・雨』ポートレートギャラリー(四ツ谷)
2022年10月 第80回写真展『花・植物』ポートレートギャラリー(四ツ谷)
2023年11月 第81回写真展『アンデパンダン』なかのZERO本館 展示ギャラリー(中野)
2024年02月 第82回写真展『朝景・夕景』ポートレートギャラリー(四ツ谷)
2025年10月 第83回写真展『生命力』アイデムフォトギャラリー「シリウス」(新宿)
2026年11月 第84回写真展『水』Art Gallery M84(銀座)

【出展作家】会員10名(敬称略・アイウエオ順)、講師 1名、初代会長 1名
石川 尚子(イシカワ・ナオコ)、越智 今日子(オチ・キョウコ)、上村 誠(カミムラ・マコト)、川俣 周三(カワマタ・シュウゾウ)、齋藤 創一(サイトウ・ソウイチ)、佐藤 昭(サトウ・アキラ)、志保澤 辰夫(シホザワ・タツオ)、土屋 朝美(ツチヤ・アサミ)、野田 光治(ノダ・コウジ)、長谷川 順一(ハセガワ・ジュンイチ)
講師 小島 由紀子(コジマ・ユキコ)、初代会長 西山 清(ニシヤマ・キヨシ)

Art Gallery M84では、「アートを展示する場、鑑賞する場、作品を購入できる場」にとどまらず、アートを楽しみ、アートを通じての自己表現を志す方々が集える場所、アートの可能性を広げていく拠点になることを目指しています。プロ・アマを問わず、幅広く作家を紹介する企画を開催してまいります。

【写真展概要】
名  称 : 第84回 プレザントクラブ写真展『水』
作 品 数 : 約30点
主  催 : プレザントクラブ
協  力 : Art Gallery M84
作品購入 : 展示作品は、一部を除いて購入可能。
展示期間 : 2026年11月10日(火) 〜 15日(日)
場  所 : Art Gallery M84
所 在 地 : 東京都中央区銀座四丁目-11-3 ウインド銀座ビル5階
電  話 : 03-3248-8454
開館時間 : 11:00~18:30(最終日16:30まで)
休 館 日 : 会期中無休
入 場 料 : 無料
U R L : http://artgallery-m84.com/?p=16753

<第84回 プレザントクラブ写真展『水』の代表画像>           クレジット : 爆発 © Jyuniti Hasegawa

           クレジット : 麗新 © Naoko Ishikawa

以上

ベッティナ・ランス写真展『密室』No.12 SOLDグッズ

ベッティナ・ランス写真展『密室』No.12 SOLDグッズ

1.Bettina Rheims Retrospective /Schirmer Mosel
刊行年2004年、ページ数208p、サイズ30cm

2.水の精: 素肌化粧 大型本
藤井 秀樹 (著), 小林 照子 (著)、出版社 ‏ : ‎ 光村推古書院
発売日 ‏ : ‎ 1993/8/1
人間の素肌をキャンパスに、美の根源を追求してゆく。写真家・藤井秀樹とメイキャップアーティスト・小林照子が大胆かつ繊細に幻想的な世界を展開する。従来の印刷を越えた600線の高精度印刷の写真集。

3.Bettina Rheims Serge Bramly CHAMBRE CLOSE 1992年

中村晃写真展『現相 GENSŌ』を開催

Art Gallery M84は、2026年11月17日(火)より中村晃写真展『現相 GENSŌ』を開催致します。
今回の作品展は、Art Gallery M84の第176回目の展示として実施する個展です。
写真展『現相 GENSŌ』は、自身の父親と亡くなった年齢が重なったことを一つの節目とて、「生きる」ということを改めて見つめ直した作品です。

身体や卵、動植物、自然現象などを手掛かりに、生命の始まりや、受け継がれてきた命、記憶、他の生命との繋がりへと視線を向けていく。生命が形を持つ以前を彷彿とさせる深い青や、断片的に切り取られた身体、静かに佇む生命の姿。それらを通して、写真に写るものの奥にある目には見えない「生」の気配を作家なりに探った作品約19点を展示します。

ニューヨーク、ロサンゼルスなど国内外で作品を発表し、近年は「Photo Vogue」にも掲載されるなど、写真表現の幅を広げてきた中村晃の世界を、ぜひ会場でご覧ください。

<作家からの一言>
身近に存在する生命や現象を通して、
「生きる」ということを見つめ直す。

父が生きた年齢に自身が重なったことを機に、
自らの生命を改めて意識するようになった。

そこから受け継がれてきた命や記憶、
他の生命との繋がりへと視線を向けていく。

写真に写るものの奥にある、目には見えない「生」の気配。
「現相 GENSŌ」は、その輪郭を辿った写真展である。

【中村 晃(ナカムラ・アキラ)氏の略歴】
東京都出身。
生命や記憶、人間の存在を主題に写真作品を制作。 動植物や身体、自然現象などを手掛かりに、目に見えるものの奥に潜む気配や、人間と他 の生命との関係を見つめている。写真を基軸としながら、 グラフィックや異なる素材、表現方法も取り入れ、写真表現の可能性を探り続けている。
中村 晃 Webサイト: https://akiranakamura.jp

【受賞歴】
2017年01月  写真展「アートの競演2017睦月」M84賞受賞
2019年11月「Floating Worlds 2019」入選
2019年07月「東京カメラ部2019写真展」入選
2020年12月「Independent Tokyo 2020」審査員特別賞受賞
2024年08月「Corridor Art Contest 入選作品展」入選

【個展歴】
2018年10月 中村晃写真展「ZOO OF LIGHT AND SHADOW」
      America-Bashi Gallery(東京・恵比寿)
2019年12月 中村晃写真展「縞 ZEBRA 馬」ギャラリー林(東京・銀座)
2022年10月 Akira Nakamura Photo Exhibition「Cryptograph」
      Artifact(アメリカ・NY)
2024年03月 中村晃写真展「COEXISTENCE 2 DOMINATION」
      America-Bashi Gallery(東京・恵比寿)
2025年04月 中村晃写真展「continuum」Alt_Medium(東京・高田馬場)

【グループ展歴】
2017年01月 写真展「アートの競演 2017 睦月」Art Gallery M84(東京・銀座)
2019年02月「CP+2019」アワガミファクトリー ブース展示(神奈川・横浜)
2019年06月「-次世代を担う写真家たち- A.W.P Selection 2019」
      Ricoh Imaging Square Ginza 8F(東京・銀座)
2019年07月「東京カメラ部2019 写真展」渋谷ヒカリエ(東京・渋谷)
2019年08月「プリント解体新書」エプサイトギャラリー(東京・丸の内)
2019年11月「Floating Worlds 2019」bG Gallery(アメリカ・サンタモニカ)
2020年12月「Independent Tokyo 2020」東京ポートシティ竹芝(東京・浜松町)
2021年10月「KYOTO INTERNATIONAL CULTURAL COMMUNITY EXHIBITION」(京都)
2023年06月「International Fine Art Biennale Basel」Messeplatz(スイス・Basel)
2023年08月「WHAT CAFE Exhibition vol.27」WHAT CAFE(東京・天王洲)
2024年08月「Corridor Art Contest 入選作品展」パークホテル東京(東京・新橋)
2024年11月「サイ展」ギャラリーフィールド(東京・江戸川橋)
2026年03月「WHAT CAFE Selection vol.5 -wildlife-」WHAT CAFÉ(東京・天王洲)

【SNSなどの記事掲載歴】
2023年06月/07月「Photo Vogue」にグローバルアーティストとしてプロフィルと
         作品(後ろ姿の白いオウム・山羊の目)掲載。

Art Gallery M84では、「アートを展示する場、鑑賞する場、作品を購入できる場」にとどまらず、アートを楽しみ、アートを通じての自己表現を志す方々が集える場所、アートの可能性を広げていく拠点になることを目指しています。プロ・アマを問わず、幅広く作家を紹介する企画を開催してまいります。

【写真展概要】
名  称 : 中村晃写真展『現相 GENSŌ』
作 品 数 : 約19点
販  売 : 展示作品は、全て購入可能
主  催 : Art Gallery M84
期  間 : 2026年11月17日(火) ~ 11月29(日)
場  所 : Art Gallery M84
所 在 地 : 東京都中央区銀座四丁目-11-3 ウインド銀座ビル5階
電  話 : 03-3248-8454
開館時間 : 11:00~18:30(最終日17:00まで)
休 館 日 : 会期中無休
入 場 料 : 無料
URL :  http://artgallery-m84.com/?p=16716

【中村晃写真展『現相 GENSŌ』代表作品】 Return © Akira Nakamura

 Physis III © Akira Nakamura

 Three II © Akira Nakamura
以上

 

ギド・アルゼンチーニ写真展 『女性的宇宙』SOLD作品

ギド・アルゼンチーニ写真展 『女性的宇宙』SOLD作品

03. HEATHER GOLDEN NUDE, 2012
Edition:4/18、Signature : Yes、Printed : 2012
Paper Size:1010 x 660mm、Print Method:Archival Pigment Print
Frame Size:1060 x 720mm

05. LINDA WITH A DIAMOND RING, 2005/2007
Edition:6/25、Signature : Yes、Printed : 2007
Image Size:990 x 989mm、Media:Kodak paper
Print Method:C Print、Frame Size:1070 x 1070mm

七菜乃写真展『unlearn』を開催

Art Gallery  M84は、2026年10月20日(火)より七菜乃写真展『unlearn』を開催致します。今回の作品展は、Art Gallery M84の第174回目の展示として実施する個展です。

裸は、生まれながらに誰もが持つものであり、本来は自然で豊かな存在です。写真展『unlearn』は、写真家七菜乃さんが森と室内で撮影した最新作の集団ヌード作品です。複数の身体が歩き、立ち、重なり、離れていく姿を通して、裸に結びつけられてきた意味や、私たちが無意識に身につけている固定観念について考える作品達です。裸を「隠すもの」ではなく「共に在るもの」として捉えた自然な姿であり、その豊かな美しき作品を展示します。入場は、成人限定とさせて頂きます。

※作品展の会場にて、写真集『unlearn』の販売も行います。また10月24日(土)16:00~19:00にレセプションを開催します。参加費は、入場料込みで1,000円(L・R共通)と致します。(参加者多数の場合は、入場制限を致しますので、ご容赦ください。)

【作家からの言葉】
人は、さまざまな固定観念の中で生きているのだと思います。
何が普通で、何が正しいのか。
何を美しいと思い、何を隠すべきだと感じるのか。
自分の考えだと思っていることも、
いつの間にか社会や周囲から与えられたものかもしれません。

私自身も、そうした固定観念から完全に自由になることはできません。
それでも、これは本当にそうなのだろうか。
本当に自分はそう感じているのだろうかと、立ち止まって考えたいと思っています。

私は長いあいだ、裸を撮り、裸で撮られてきました。
裸は誰もが持つ姿でありながら、
社会の中では今も、性的なものとして強く意味づけられています。
私は裸を題材に、その見方は本当に当たり前なのかを問い続けてきました。

海外で撮影を続けるうちに、私が撮りたいと思うものは、裸だけではなくなりました。
人であっても、風景や物であっても、
光の中で何かを美しいと感じ、心が動いたとき、私は写真を撮ります。
人が裸であるか、服を着ているかにも、私の中では大きな違いはありません。

しばらく集団ヌードから離れていましたが、今回、再び撮影することにしました。
森を歩き、部屋に立ち、互いに重なり、離れていく身体。
そこに見えたのは、裸であることを強調する必要のない、ただ人が共に在る姿でした。

私は、社会に根づいた裸の概念を変えたいと思ってきました。
けれど、それはきっと私が生きている間には変わらないのだと、
これまで何度も思い知らされてきました。
それでも、自分が見ているものを写真として残し、
別の見方があることを示し続けることはできます。
裸を見ることを入り口に、自分の中にある「当たり前」を、もう一度考えてみる。
今回の作品も、その問いの中にあります。

【七菜乃(なななの/nananano)氏の略歴】
身体と光の関係を通して人の存在と共生の美を探る写真家。
主にヌードを題材に国内外で撮影・発表を行い、個展やグループ展のほか、
写真集『LONG VACATION』『裸体というドレス』『My Aesthetic Feeling』などを刊行しています。

ヌードをモチーフに描く作品が、コレクションされるアート作家の一人として選定され、月刊アートコレクターズ 2026年7月号 巻頭特集「ヌード エロスの視線」のグラビア (P51)に作品が掲載されました。

【個展・二人展歴】
2015年07月「NANANANO reflex instax minifilm Exhibition」リトルモカ(台北・台湾)
2015年10月「女体愛好家 七菜乃による七菜乃展」アツコバルー(東京・渋谷)
2015年12月「裸体というドレス」神保町画廊(東京・神田)
2017年03月「おひななの祭 2」BAR 星男(東京・新宿)
2017年09月「My Aesthetic Feeling」神保町画廊(東京・神田)
2018年02月「トレコス/アトリエサード刊出版記念展」Span Art Gallery(東京・銀座)
2018年03月「おひななの祭 3」BAR 星男(東京・新宿)
2018年09月「七菜乃写真展」B-FLAT BAR(東京・恵比寿)
2018年11月「裸ノ神殿」清アートスペース(東京・四ツ谷)
2019年03月「おひななの祭 4」BAR 星男(東京・新宿)
2019年05月 二人展「ミニアリーイコール(大塚咲)」弘画廊(恵比寿)/Pulp(大阪)
2020年07月 二人展「七光(光宗)」清アートスペース(東京・四ツ谷)
2020年08月 芸術新聞社「写真集My Aesthetic Feeling出版記念」神保町画廊(東京・神田)
2021年04月「#おうちヌード」神保町画廊(東京・神田)
2021年08月 芸術新聞社「写真集 裸体というドレス出版記念」神保町画廊(東京・神田)
2021年09月「凪」神保町画廊(東京・神田)
2022年02月「STILL LIFE」神保町画廊(東京・神田)
2022年08月「LONG VACATION」神保町画廊(東京・神田)
2022年12月「in the room」新宿眼科画廊(東京・新宿)
2023年07月「Like the blue sky」神保町画廊(東京・神田)
2025年01月「ジョージアにて」神保町画廊(東京・神田)
2025年08月「手のけしき、夏のかげ」GALLERY futari(東京・矢口渡)
2025年09月「It is here, truly.」神保町画廊(東京・神田)
2025年11月「IN ザ ROOM」Art Gallery M84(東京・銀座)
2026年10月「pre-verbal」神保町画廊(東京・神田)

【グループ展歴】
2016年02月「虚ろの国のアリス展」ヴァニラ画廊(東京・銀座)
2018年06月 Span Art Gallery企画「銀座ねこ集会展」東京交通会館(東京・有楽町)
2021年09月「9月の光と風・展」ギャラリーベルンアート(大阪・西天満)
2022年09月「icon contemporary Photography」AXIS Gallery(東京・六本木)
2022年09月「Exhibition π」渋谷藝術 神南ギャラリー(東京・ 渋谷)
2023年05月「BEYOND THE AGES / PORTRAIT」Sansiao Gallery(東京・日本橋)
2023年09月「icon contemporary Photography 2023」AXIS Gallery(東京・六本木)

Art Gallery M84では、「アートを展示する場、鑑賞する場、作品を購入できる場」にとどまらず、アートを楽しみ、アートを通じての自己表現を志す方々が集える場所、アートの可能性を広げていく拠点になることを目指しています。プロ・アマを問わず、幅広く作家を紹介する企画を開催してまいります。

【写真展概要】
名  称 : 七菜乃写真展『unlearn』
作 品 数 : 約20点
販  売 : 展示作品は、全て購入可能
主  催 : Art Gallery M84
期  間 : 2026年10月20日(火) ~ 11月1日(日)
場  所 : Art Gallery M84  Left Room 又は Right Room
所 在 地 : 東京都中央区銀座四丁目-11-3 ウインド銀座ビル5階
電  話 : 03-3248-8454
開館時間 : 10:30~18:30(最終日17:00まで)
休 館 日 : 会期中無休
入 場 料 : 500円(L・R共通) / 成人限定
URL : http://artgallery-m84.com/?p=16702

【七菜乃写真展『unlearn』代表作品】         © nananano

© nananano

      © nananano

© nananano

      © nananano

以上

本間理恵子写真展『此処』を開催

Art Gallery M84は、2026年10月20日(火)より本間理恵子写真展『此処』を開催する。
今回の写真展は、Art Gallery M84の第173回目の展示として実施する個展である。
写真展『此処』は、「cube」と「rooted」の2シリーズで構成されている。

「cube」では、複雑な内面を持つ被写体と、外側の世界との関わりを映し出そうとしている。この世界には多くの情報が溢れている。ネガティブな感情を引き起こすニュースや、匿名の悪意、言葉の凶器。それらに触れるとき、自分の殻に閉じこもり、現実から逃げ出したくなる。誰かと繋がりたいという願望と、それを叶えられない隔たりから生まれる葛藤。現実からの逃避が、このシリーズの中心的なテーマである。

作品に登場するガラスの箱は、内側を人の心、外側を現実世界とみなし、その二つを隔てる境界を表している。一見すると孤独で閉塞的なこの箱は、同時に、ストレスの多い現実から一時的に逃げ込むことのできる「心のシェルター」でもある。

自分自身の弱さを受け入れることから生まれたこの作品には、もし同じように傷ついた人がいるなら、その心をそっと守る場所であってほしいという願いが込められている。

「rooted」は、人として生きる時間が終わったあとも、別のかたちでこの世界の一部として存在し続けることができたなら——という想像から生まれたシリーズである。人間という輪郭を静かに離れ、ひとつの生命から、より大きな生命の循環へと回帰していくことをめぐる物語でもある。

このシリーズでは、植物、流木、砂、草むらなど、自然の中に裸の身体を置いている。衣服を脱ぎ、社会的な情報を失った身体は、次第にその輪郭を曖昧にし、人と自然を隔てていた境界がほどけていく。

もし人生の終わりに、植物になるという未来を選べるとしたら。土に還るのではなく、そこに根を下ろし、身体は少しずつ土や砂に沈み、枝や葉に覆われ、やがて風景の一部になっていく。それは消滅ではなく、人間というかたちを離れ、かつて自分もその一部であった大きな生命の循環へと還っていくイメージである。

※作品展の会場にて、写真集「此処」の販売も行う。また10月24日(土)16:00~19:00にレセプションを開催する。参加費は、入場料込みで1,000円(L・R共通)。参加者多数の場合は、入場制限を行う場合がありますので、あらかじめご了承ください。

【作家からの一言】
ガラスの箱の内側と外側。
衣服をまとう身体と、何も身につけず草木の中にある身体。
私はこれまで、人と世界のあいだにある境界を撮ってきた。

cubeは、現実から身を守るための小さな避難所として始まった。
けれど撮り続けるうちに、その境界は、ただ閉じるためのものではなく、
外の世界へとほどけていくためのものでもあるように思えてきた。

いつか、人生の終わりに、植物になれる道を選べたらと思う。
身体の輪郭が失われ、草や土、光や風の一部になっていくこと。

ここに写るのは、人であることと、自然へ還っていくこと。
そのあわいにある身体である。

『此処』は、閉じこもる場所であり、
ほどけていく場所でもある。

【本間理恵子(Rieko Honma)氏の略歴】
新潟市在住。2010年より独学で写真による作品制作を始める。逃避と境界をテーマに、現実と非現実のあわいにある、どこか奇妙で夢のような世界を表現している。

作品は、伊坂幸太郎著『バイバイ、ブラックバード』新装版(双葉文庫、2021年 )、李琴峰著『星月夜』(集英社、2020年)など、小説の装幀にも採用されている。月刊『アートコレクターズ』2026年7月号 巻頭特集「ヌード エロスの視線」に掲載。

【受賞歴】
2020年「Photo Shoot Award NUDE」3位入賞
2025年「International Photography Awards(IPA)」Honorable Mention

【個展・二人展歴】
2015年05月「Sink Into The Dream」Gallery NIW(東京・神楽坂)
2015年07月  二人展「photo op」MASATAKA COMTENPORARY(東京・日本橋)
2017年01月「raison d’être」BankART Studio NYK(横浜・海岸通)
2017年04月「REM」SHIRONE PRESSO(新潟・白根)
2021年12月「白日夢」フジフイルムスクエア(東京・六本木)
2022年03月「白日夢」SHIRONE PRESSO(新潟・白根)
2022年10月「anonymous」GALLERY uro(大阪・心斎橋)
2025年11月「cube – 繋がり、隔たり」Art Gallery M84(東京・銀座)

【グループ展歴】
2015年12月「SHIBUYA STYLE vol.9」西武渋谷店(東京・渋谷)
2016年01月「ALITEFNATIVE! vol.3」Gallery Conceal(東京・渋谷)
2016年03月「PHOTO SQUARE」新風館(京都・烏丸通)
2016年10月「HOMMAGE」 Sansiao gallery(東京・日本橋)
2016年12月「SHIBUYA STYLE vol.10」西武渋谷店(東京・渋谷)
2017年12月「SHIBUYA STYLE vol.11」西武渋谷店(東京・渋谷)
2018年02月「ニュースターアートコレクション」松坂屋名古屋店(名古屋・栄)
2018年04月「REUNITE」MASATAKA CONTEMPORARY(東京・日本橋)
2018年03月「The Female Gaze」Getty Images Gallery(UK・London)
2018年07月「FINE LINE」Sansiao Gallery HK(香港)
2022年09月「icon CONTEMPORARY PHOTO EXHIBITON Ⅱ」AXIS Gallery(東京・六本木)
2023年04月「BEYOND THE AGES/PORTRAIT」Sansiao Gallery(東京・日本橋)
2023年05月  éloquence「Le Japonisme」札幌文化芸術交流センター(北海道・札幌)
2023年07月「Harmonizing Fashion and Culture」札幌PARCO(北海道・札幌)
2023年09月「icon contemporary photography」AXIS Gallery(東京・六本木)

Art Gallery M84では、「アートを展示する場、鑑賞する場、作品を購入できる場」にとどまらず、アートを楽しみ、アートを通じての自己表現を志す方々が集える場所、アートの可能性を広げていく拠点になることを目指している。プロ・アマを問わず、幅広く作家を紹介する企画を開催してまいります。

【写真展概要】
名  称 : 本間理恵子写真展『此処』
作 品 数 : 約25点
販  売 : 展示作品は、全て購入可能
主  催 : Art Gallery M84
期  間 : 2026年10月20日(火) ~ 11月1日(日)
場  所 : Art Gallery M84  Left Room 又は、Right Room
所 在 地 : 東京都中央区銀座四丁目-11-3 ウインド銀座ビル5階
電  話 : 03-3248-8454
開館時間 : 10:30~18:30(最終日17:00まで)
休 館 日 : 会期中無休
入 場 料 : 500円(L・R共通)/成人限定
URL : http://artgallery-m84.com/?p=16705

【本間理恵子写真展『此処』代表作品】 © Rieko Honma

 © Rieko Honma

  © Rieko Honma

以上

ベッティナ・ランス写真展『密室』No.12を開催

Art Gallery M84は、2026年10月5日(月)よりベッティナ・ランス写真展『密室』No.12を開催致します。

今回の作品展は、Art Gallery M84の第 172回目の展示として実施する個展です。
「シャネル(CHANEL)」のムービーを手掛けたことで知られ、『ヴォーグ』『フィガロ』などの雑誌で活躍するフランスを代表する女性写真家 ベッティナ・ランス(Bettina Rheims)の当ギャラリー12回目となる個展です。セルジュ・ブラムリーの小説とコラボレーションによる1990年から1992年に制作されたパリの女性達を撮影したヌード写真集(Chambre Close/シャンブル・クローズ=密室)で、あられもないポーズが話題となりヨーロッパだけでなく米国、日本、韓国、オーストラリア、モスクワでもベストセラーとなり世界中にその名が広がったと言います。

女性を写した作品を数多く発表してきたランスは、一貫して女性達が生まれながらにしてまとう華やかさと儚さ、内面から湧き出る美や苦悩、憂いを力強く写してきました。レンズの前で飾り気のない心情や濃厚な人間性を惜しげもなくさらしています。作品の中には、「ランスでなければ写せない」とまで言われるしぐさや眼差しとともに、瞬間に写し取られた本能的な女性達の姿を捉えるベッティナ・ランスの魅力に迫りたいと思います。

欧州で裸体像は、美術館などの屋内や庭園など私的空間に設置されていますが、日本では、平和の象徴として、街や公共空間に裸婦像の彫刻作品が多いです。ところが写真の世界では、屋内展示でありながらも裸婦をテーマの芸術写真が激減しています。日本でヌード作品の展示は皆無に近いとさえ言える状況にあえて、写真家 ベッティナ・ランスが捉えた同性の美しき作品を約30点展示予定です。入場は、成人限定とさせて頂きます。

【ベッティナ・ランス(Bettina Rheims)略歴】
1952年 パリ生まれ。
1972年 多感な20歳代の数年をニューヨークで過ごす。
1976年 写真家のアシスタント等を経験しながら自らの友人達のポートレートを発表。
1978年 ストリッパーやダンサー、売春婦等社会の辺境に生きる人々へ生々しくもエ
    レガントなタッチで迫るポートレートやヌードフォトに特徴があり、カリス
    マ雑誌「エゴイスト」の創始者に挑発的でエレガンスなイメージが評価され、
    同誌からデビュー。
1980年 女性のポートレート「Female Trouble/フィメール・トラブル」を制作。
1982年 生と死を表現した「動物の剥製シリーズ」を制作し注目を浴びる。
1986年 世界的な雑誌「ヴォーグ」「フィガロ」や広告のポートレートを撮影。
1990年 二重の性、転換する性、男性の妄想等、混迷する現代の性をモチーフに作品
    を数多く発表し、ティーンエイジャーの揺れ動く若者たちのセクシュアリテ
    ィを捉えた「Modern Lovers/モダン・ラバーズ」は彼女の傑作となった。
1990年 初めてのカラー写真「Chambre Close」で豊かな背景あるヌード写真を披露。
1995年 フランス大統領の公式カメラマンとなる。
1998年 多種多様なキャストを動員して2年がかりでイエスの生涯を現代の設定で撮
    影した「I.N.R.I」を出版。
2002年 千年の伝統ある中国でアバンギャルドな上海女性を捉えた上海シリーズ制作。
2005年 石の台座を小道具に、写真と彫刻の融合をテーマにリメイクしたオートクチ
    ュールのヴィンテージドレスを身に纏った彼女達を撮影したシリーズ発表。
2010年 セルジュ・ブラムリーと一緒に自叙伝的な物語「Rose, c’est Paris」を発表。
2012年 インタビューをして撮影した若い男女27人のポートレートを発表。
2013年 最新のパリのオートクチュールを纏った有名人のポートレートを発表。
    現在は雑誌、広告、ファッションの仕事(ChanelやLanco)を手掛けるととも
    に、幾多の個人プロジェクトに取り組んでおり、フランスを代表する写真家
    として評価を得ている。

【主な展示】
1981年 Bettina Rheims写真展「Portraits」ポンピドゥー・センター(Paris)
1981年 Bettina Rheims写真展「Portraits nus」Gallery Texbraun(Paris)
1983年 Bettina Rheims写真展「動物の剥製シリーズ」パリとニューヨークで展示。
1987年 Bettina Rheims写真展「過去10年間の回顧展」エスポート・フォト(Paris)
1990年 Bettina Rheims写真展「Modern Lovers」をフランス、英国、米国で展示。
1991年 Bettina Rheims写真展「Chambre Close」PARCO(東京・渋谷)
2000年 ベッティナ・ランス写真展「イエスの生涯」小田急美術館(東京・新宿)
2004年 Bettina Rheims写真展「初の回顧展」ヘルシンキ市立美術館(Finland)
    その後欧州(オスロ、ウィーン、デュッセルドルフ、ブリュッセル)を巡回。
2005年 Bettina Rheims写真展「Héroïnes」Galerie De Noirmont(Paris)
2010年 Bettina Rheims写真展「Rose, c’est Paris」フランス国立図書館(Paris)
2011年 ベッティナ・ランス写真展「MADE IN PARADISE」東写美(東京・恵比寿)
2011年 ベッティナ・ランス写真展「Heroines」CHANEL Nexus Hall(東京・銀座)

Art Gallery M84では、「アートを展示する場、鑑賞する場、作品を購入できる場」にとどまらず、アートを楽しみ、アートを通じての自己表現を志す方々が集える場所、アートの可能性を広げていく拠点になることを目指しています。プロ・アマを問わず、幅広く作家を紹介する企画を開催してまいります。

【写真展概要】
名  称 : ベッティナ・ランス写真展『密室』No.12
作 品 数 : 約30点
販  売 : 展示作品は、一部を除き購入可能
主  催 : Art Gallery M84
期  間 : 2026年10月5日(月) ~ 10月17日(土) ※休館日を除く
場  所 : Art Gallery M84
所 在 地 : 〒104-0061東京都中央区銀座四丁目-11-3 ウインド銀座ビル5階
電  話 : 03-3248-8454
開館時間 : 10:30~18:30(最終日17:00まで)
休 館 日 : 日曜日
入 場 料 : 800円
URL : http://artgallery-m84.com/?p=16684

【ベッティナ・ランス写真展『密室』No.12代表作品】               クレジット:Chambre Close Octobre I, Paris. © Bettina Rheim

以上