飾りたいと思う写真展『アートの競演 2022秋思』SOLD作品

飾りたいと思う写真展『アートの競演 2022秋思』SOLD作品

1.【作品】Title : Bard`s Eye
【作家】北尾 辰也(キタオ・タツヤ)氏
Printed : 2022、Edition : 1/10、Signature : Yes、Image Size : 236 x 420、Print Paper Size : 329 x 483㎜、 Media:CANSON Baryta Photographique、Print Method : Inkjet Print、Frame size : 475 x 559㎜


2.【作品】Title : Waterside scene
【作家】髙村 啓子(タカムラ・ケイコ)氏
Shooting : 2021、Printed : 2022、Edition : 1/3、Signature : Yes、Image Size : 232 x 155㎜、Print Paper Size : 8 x 10inch、Print Method : Gelatin Silver Print、Media:ILFORD MGFB WARMTONE GLOSSY、Mat・Frame Size:465 x 387㎜           

3.【作品】Title : 地と宙と階段と まじりはじめのエピソード I
【作家】冨田 陽子(トミタ・ヨウコ)氏
Shooting : 2020、Printed : 2022、Edition : Open、Signature : Yes、Image Size : 179 x 240㎜、Print Paper Size : 210 x 297㎜、Print Method : Inkjet Print、Media : 阿波和紙、Mat・Frame Size:445 x 567㎜

以上

飾りたいと思う写真展『アートの競演 2022秋思』受賞作品

飾りたいと思う写真展『アートの競演 2022秋思』受賞作品

2022年10月3日(月)より開催していた 飾りたいと思う写真展『アートの競演 2022秋思』ですが、Art Gallery M84の第120回目の展示として実施した一般公募展です。コロナ禍でもあり、感染防止対策を実施しながら開催致しました。入場料を設定しているにも関わらず、ご関心のある方々にご来場を頂き 10月15日に終了しました。写真を芸術として創作した24点の作品を展示した中から3賞(M84賞、Customer賞、フレームマン賞)を決定致しました。お客様が気に入った作品が見つかって、ご購入に至らなくても会場にて作品へのメッセージを投稿頂き、10月14日末時点の投稿数でCustomer賞を認定致しましたが、頂いた応援メッセージは、作家の宝物となった様です。

一般公募展は同ギャラリー開設1周年を記念して開催した写真展「人それぞれ」(2014年7年21日~)から始まり、名称を写真展「アートの競演」に変更した後は、年2回の開催を実施。今回で17回目の開催となります。1800年代末期の欧州で、写真はその記録性のみが注目されて、芸術作品としての認識や評価はなされておりませんでした。日本の現写真分野において芸術作品の位置付けがどの様になっているのだろうかと考えるきっかけになればと思って開催しております。

● M84賞
【作品】Title : Bard’s Eye
Printed : 2022、Edition : 1/10、Signature : Yes、Image Size : 236 x 420、Print Paper Size : 329 x 483㎜、 Media:CANSON Baryta Photographique、Print Method : Inkjet Print、Frame size : 475 x 559㎜

1)どんな点がアート(一番最初、又は ありふれていない)なのか?
  2020 年からドローンを用い俯瞰アングルによる自然の造形をテーマに作品を制作しています。俯瞰アングルはこれまでに見たことのない光景を映し出してくれます。前回の作品「COSMIC」は、複雑だが実はシンプルな法則に導かれている自然の造形を通して、大地や宇宙、そして私たちとの関わりに迫った作品でした。そして、今回の作品は自然の造形に人工物の造形を加え、対比させています。自然の造形はミクロ的には常に変化していますがマクロ的には変化がないように見えます。そして継続的です。人工物の造形はシンプルで力強いものですが、 やがて崩れていきます。この二つの対比を自由に感じて頂ければと思います。 
2)飾りたいと思って貰える点?
 特定の主題を押し付けるのではなく、鑑賞者の中でイメージが自由に広がっていく作品創りを心がけており、飾って頂く事で、鑑賞者と深い関係を築いていける作品だと思っています。

【選評】
中央に描いた様なラインがグラフィカルな作品であるが、実はリアルな橋だと気が付く、左右の海が水面を通り越し青い珊瑚礁が映り込んでいる素晴らしい自然、自然の描写に人工物の造形が見事にマッチして、見入ってしまう不思議な作品である。

【作家】北尾 辰也(キタオ・タツヤ)氏
1964年 大阪出身
社会人2年目の夏、北海道への一人旅で、立ち寄った美瑛にて前田真三の写真に出逢ったことが切っ掛けで写真を始める。中判カメラを購入し独学で風景を撮り始めるが、数年後、諸事情により中断することになる。2008年頃から写真を再開、現在に至る。再開後は、有志によるグループ展や公募展を中心に活動を行う。身近な景気から大自然まで、心に留まったものや風景の中に身を置くことで生じる感覚を大切にしている。展示活動を通じてプリントした写真の魅力を認識。インクジェットプリンターを使いファインアート紙や和紙へのプリントを基本に制作している。

【受賞歴】
2016年07月 飾りたいと思う写真展『アートの競演 2016文月』G.I.P.Tokyo賞受賞
2018年08月 飾りたいと思う写真展『アートの競演 2018観月』フレームマン賞受賞
2022年02月 飾りたいと思う写真展『アートの競演 2022如月』M84賞受賞

【展示歴】
2016年07月 写真展『アートの競演 2016文月』Art Gallery M84(東京・銀座)
2017年01月 写真展『アートの競演 2017睦月』Art Gallery M84(東京・銀座)
2017年07月 写真展『アートの競演 2017葉月』Art Gallery M84(東京・銀座)
2018年01月 写真展『アートの競演 2018泰月』Art Gallery M84(東京・銀座)
2018年01月 北尾 辰也写真展 個展『THE NORTH』cafe 星星峡(東京・府中)
2018年07月 写真展『アートの競演 2018観月』Art Gallery M84(東京・銀座)
2019年01月 写真展『アートの競演 2019寒月』Art Gallery M84(東京・銀座)
2019年07月 写真展『アートの競演 2019涼月』Art Gallery M84(東京・銀座)
2020年01月 写真展『アートの競演 2020明春』Art Gallery M84(東京・銀座)
2020年08月 写真展『アートの競演 2020長月』Art Gallery M84(東京・銀座)
2021年03月 写真展『アートの競演 2021風花』Art Gallery M84(東京・銀座)
2021年09月 個展『COSMIC EYE』Roonee 247 fine arts(東京・小伝馬町)
2021年09月 写真展『アートの競演 2021新涼』Art Gallery M84(東京・銀座)
2022年01月 谷 明、野田 光治、北尾 辰也『3人によるアート作品展』Art Gallery M84(東京・銀座)
2022年02月 写真展『アートの競演 2022如月』Art Gallery M84(東京・銀座)

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●Customer賞
【作品】Title : Waterside scene
Shooting : 2021、Printed : 2022、Edition : 1/3、Signature : Yes、Image Size : 232 x 155㎜、Print Paper Size : 8 x 10inch、Print Method : Gelatin Silver Print、Media:ILFORD MGFB WARMTONE GLOSSY、Mat・Frame Size:465 x 387㎜

1)どんな点がアート(一番最初、又は ありふれていない)なのか?
 植物は太古、海で誕生し波に揺られながら進化してきました。それは生命の起源でもあります。長い年月に渡る植物の水への想いを私達の生命礼賛の想いに重ね合わせて、暗室の水をくぐらせたものです。雨風に晒され、繁茂し続ける圧倒的な植物の生命力を表現するため、ライブ感のある銀塩写真を目指しているという点がありふれていないといえると思います。
2)飾りたいと思って貰える点?
 天に向かって枝を伸ばしていく川辺の木の生命力。この写真を見ることによってその前に立ち尽くす時の感動を想像して頂きたいのです。 見る人によって見方が変わっていく自由さは情報をそぎ落としたモノクロだからこその表現であると思います。この作品を部屋に飾って頂き、太古の植物に想いを馳せて私達生命にとってなくてはならない水の波動を感じて頂ければ幸いです。

【選評】
枯れた木が活きている様な輝きを放つ手焼きの妙、吸い込まれそう。撮影から現像、プリント焼き付けまでの全てに念が込められた作品。額縁の枠の模様がちょっと気になるが、白の縁取り黒マット、黒の額装がマッチして飾りたくなる作品である。

【作家】髙村 啓子(タカムラ・ケイコ)氏
東京出身
様々なワークショップにて写真を学ぶ。フイルムカメラで撮影し現像、暗室でバライタ印画紙にプリントしている。

【受賞歴】
2018年06月 日本写真協会主催「写真の日」記念写真展 2018 協賛会社賞受賞
2019年04月 Les Poissons du Ciel主催「アート・サクレ」入選

【主な展示歴】
2018年04月 グループ展「東京オルタナ写真部」ビクトリコギャラリー(東京・表参道)
2019年03月 髙村 啓子写真展「ETHER」ニコンプラザ フォトスクエア(東京・新宿)
2019年04月 LP du C主催「アート・サクレ」サン・ピエール教会(仏・Senlis)
2020年09月 髙村 啓子写真展「浮遊する湿度」Place M(東京・新宿御苑前)
2021年04月 髙村 啓子写真展「ETHER 2021」space2*3(東京・日本橋)
2021年11月「Photographic Art Asia 2021展」Gallery 5610(東京・南青山)
2021年12月 LP du C主催「アート・サクレ」セント・ニコラス教会(仏・Compiègne)
2022年04月 4人展「第15回 旅しないカメラ」Place M(東京・新宿御苑前)
2022年07月 写真展「Plants life」Paperpool(東京・祐天寺)

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●フレームマン賞
【作品】Title : 地と宙と海と階段と まじりはじめのエピソード II
Shooting:2020、Printing:2022、Edition : Open、Signature : Yes、Image Size : 160 x 214㎜、Print Paper Size : 210 x 297㎜、Media:阿波和紙、Print Method : Inkjet Print、Frame size : 369 x 445㎜

1)どんな点がアート(一番最初、又は ありふれていない)なのか?
 本作品は、無為写真に加工を施して制作した、創作写真画です。無為写真とは、被写体を意識して捉えておらず、その偶然性の中に美を見出そうとする心の発露、発動点です。対象ははじまりにあらず、無意識と意識と技術のあわさる空間に少しずつあらわれてここに表現されました。
2)飾りたいと思って貰える点?
  静穏・強さと優しさ・変わりゆくもの。形容するとそのようなことばが浮かびます。寒色は理知的に振る舞うようですが、淡く、落ち着いたトーンと輪郭の不明瞭さが緊張をゆるめるようです。静かに、ダイナミックに、物語が進行するかのように存在します。

【選評】
何を撮ったかが判らない次元で他の作品と違う個性を醸し出している。和紙のテイストを活かした味わいが家に飾りたくなる作品である。額装を含めバランスが良くフレームの選択も良い。

【作家】冨田 陽子(トミタ・ヨウコ)氏
宮崎県出身
インテリアデザイン会社でキャリアスタートした1994年以降、インテリアコーディネーターとして数多の住空間に対面し、空間は意識の器であることを再認識するとともにアートの影響力を実感。2014年、ギャラリーでの公募展を機に創作活動を開始し現在に至る。意識と無意識と偶然を結晶させる、成りゆく過程。あらわれてくる様相や印象に導かれ、作品やコンセプトが生まれるまでの「わからなさ」にむきあうことは創作の源であり成分となる。自身は立会人であるとともに鑑賞者の一人として制作を続けている。

【受賞歴】
2019年07月 飾りたいと思う写真展『アートの競演 2019涼月』M84賞&フレームマン賞受賞
2020年01月 飾りたいと思う写真展『アートの競演 2020明春』M84賞受賞
2021年09月 飾りたいと思う写真展『アートの競演 2021新涼』フレームマン賞受賞

【展示歴】
2014年07月 写真展『人それぞれ』Art Gallery M84(東京・銀座)
2015年01月 写真展『人それぞれのアート』Art Gallery M84(東京・銀座)
2015年07月 写真展『アートの競演 2015初夏』Art Gallery M84(東京・銀座)
2016年01月 写真展『アートの競演 2016初春』Art Gallery M84(東京・銀座)
2016年07月 写真展『アートの競演 2016文月』Art Gallery M84(東京・銀座)
2017年01月 写真展『アートの競演 2017睦月』Art Gallery M84(東京・銀座)
2017年07月 写真展『アートの競演 2017葉月』Art Gallery M84(東京・銀座)
2018年01月 写真展『アートの競演 2018泰月』Art Gallery M84(東京・銀座)
2019年01月 写真展『アートの競演 2019寒月』Art Gallery M84(東京・銀座)
2019年07月 写真展『アートの競演 2019涼月』Art Gallery M84(東京・銀座)
2020年01月 写真展『アートの競演 2020明春』Art Gallery M84(東京・銀座)
2020年04月 個展『水彩画風写真 SuiShaのあざやかな世界』東急リバブル(横浜・港北)
2020年06月 企画展『小さな苔庭と背景写真展』東急リバブル(東京・永福)
2020年08月 写真展『アートの競演 2020長月』Art Gallery M84(東京・銀座)
2021年03月 写真展『アートの競演 2021風花』Art Gallery M84(東京・銀座)
2021年09月 写真展『アートの競演 2021新涼』Art Gallery M84(東京・銀座)
2022年02月 写真展『アートの競演 2022如月』Art Gallery M84(東京・銀座)

以上

飾りたいと思う写真展『アートの競演 2022秋思』SOLDグッズ

飾りたいと思う写真展『アートの競演 2022秋思』SOLDグッズ

1.宇津井志穂ポストカード、イメージサイズ:94x142mm、カードサイズ:100xx150mm x3x2x2x3x22

2. Tsurukoポストカード、Esther Ofarim、サイズ:148xx100mm x3x2

3. 冨田陽子 STEPS A DAY (プリントA4)

4. Kellyさんのポストカード、サイズ:148xx100mmx5 x4x5x8x11x3

5.takamuraさんのポストカード  x3x3

写真展ジャン・コクトー No.2『オルフェの遺言』『悲恋』SOLD作品

写真展ジャン・コクトー No.2『オルフェの遺言』『悲恋』 SOLD作品

1.Le d‘Orphée,1950 /オルフェウス
 Jean Cocteau / ジャン・コクトー、Edition:100/150、Signature : Jean Cocteau
 Stamp : Yes (Cocteau‘s studio)、Workshop : Fernand Mourlot
 Method:Original lithograph、Paper Size:500 x 650mm、Frame Size:551 x 764mm

ウジェーヌ・アジェ写真展『シュルレアリスム II』 SOLD作品

ウジェーヌ・アジェ写真展『シュルレアリスム II』 SOLD作品

  1. Hotel d’Ecquevilly. Grand veneur de Louis xv.Rue de Turenne 60
    Print Paper Size:220 x 180mm、Print Method:Albumen Silver Print
    Edition:Open、Signature : No、アジェによる作品番号、作品名記載有(鉛筆手書き)
    Vintage、Mat・Frame Size:406 x 508mm

1-1. Rue Saint-Julien-Le Pauvre / Sèrie 1. LE QUARTIER SAINT-SEVERIN
  ATGET © Arch. Phot. Paris spadom    
   Print Paper Size:237 x 177mm
   Print Method:Gelatin Silver Print
   Issue : 1983、Edition:8/100、Signature : No
   France Caisse National des Monuments historique et des Sites
   Archives Photographiques de la Direction du Patrimoine
   Mat・Frame Size:450 x 550mm    

1-4. Rue Saint-Jacques / Sèrie 1. LE QUARTIER SAINT-SEVERIN
   ATGET © Arch. Phot. Paris spadom    
   Print Paper Size:237 x 177mm
   Print Method:Gelatin Silver Print
  Issue : 1983、Edition:8/100、Signature : No
  France Caisse National des Monuments historique et des Sites
  Archives Photographiques de la Direction du Patrimoine
  Mat・Frame Size:450 x 550mm    

1-5. Rue des Pretres-Saint-Severin / Sèrie 1. LE QUARTIER SAINT-SEVERIN
   ATGET © Arch. Phot. Paris spadom    
   Print Paper Size:237 x 177mm
   Print Method:Gelatin Silver Print
   Issue : 1983、Edition:8/100、Signature : No
   France Caisse National des Monuments historique et des Sites
   Archives Photographiques de la Direction du Patrimoine
   Mat・Frame Size:450 x 550mm    

4-1. Passage des Patriarches / Sèrie 4. COURS DU VIEUX PARIS
  ATGET © Arch. Phot. Paris spadom    
  Print Paper Size:237 x 177mm
  Print Method:Gelatin Silver Print
  Issue : 1982、Edition:71/100、Signature : No
  France Caisse National des Monuments historique et des Sites
  Archives Photographiques de la Direction du Patrimoine
  Mat・Frame Size:450 x 550mm    

4-2. La Cour du Dragon 50, Rue de Rennes / Sèrie 4. COURS DU VIEUX PARIS
   ATGET © Arch. Phot. Paris spadom    
   Print Paper Size:237 x 177mm
   Print Method:Gelatin Silver Print
   Issue : 1982、Edition:71/100、Signature : No
   France Caisse National des Monuments historique et des Sites
   Archives Photographiques de la Direction du Patrimoine
   Mat・Frame Size:450 x 550mm    

4-3. Cour au 21 Rue Mazarine / Sèrie 4. COURS DU VIEUX PARIS
  ATGET © Arch. Phot. Paris spadom    
  Print Paper Size:237 x 177mm
  Print Method:Gelatin Silver Print
  Issue : 1982、Edition:71/100、Signature : No
  France Caisse National des Monuments historique et des Sites
  Archives Photographiques de la Direction du Patrimoine
  Mat・Frame Size:450 x 550mm      

ポートフォーリオも見れる写真展『殻を破るアート作品』 SOLD作品

ポートフォーリオも見れる写真展『殻を破るアート作品』 SOLD作品

1.【作品】Title : 泡 〜ほう〜
【作家】Chino Kanetaka(カネタカ・チノ)氏
Photo : 2022、Printed : 2022、Edition : Open、Signature : Yes、Image Size : 315 x 256、Print Size : 220 x 150㎜、 Media : デジタルネガフイルム & 局紙、Mat & Frame size : 320 x 260㎜

ポートフォーリオも見れる写真展『殻を破るアート作品』レビュー

飯沢耕太郎さんによるレビューは、5月1日13時〜展示会場にて実施しました。

1.作家 : 神谷 孝信氏
 作品タイトル : この指とまれ
 内容 : 蝶を指に留めて、背景に世界遺産等を入れた世界で唯一の作品。
※飯沢耕太郎さんのコメント :
私も今まで見たことが無い写真なので、これ以上のショットが望めないなら、これで問題ないので、作品(集)として、魅力的に纏める工夫をするのが良いです。写真は素晴らしので自信を持って下さい。まず300枚程度を2Lで良いのでプリントして、トランプ見たいに、手に馴染ませ、写真を選び、並べる。これを繰り返すことが重要。なかには、大きなサイズで見せたいものも見つかる。視覚的に魅力ある纏め方をするには、一流のデザイナーと組むことが重要です。

2.作家 : 芦田 みゆき氏
 作品タイトル : ヒミツノハナゾノ
 内容 : 「ヒミツノハナゾノ」は写真と言葉による作品です。
<展示>と<書物>でひとつの作品と考えます。この度の展示とポートフォリオは、「ヒミツノハナゾノ」という作品のプロローグであり、制作を模索するための実験過程です。写真と写真、写真と言葉、現実と虚構、〝I〟と〝She〟(あるいは〝私〟と〝ミドリ〟)、内面と外界、プライベートと普遍、etc…一見相反する表現や出来事が、お互いがお互いを説明しあう関係となることなく、空間・行間に物語を出現させる、そのような作品を考えています。「ヒミツノハナゾノ」は自己再生の物語です。2008年、作品の原作となる詩「浅い森」のための、十二章から成るノートを書きました。「ヒミツノハナゾノ」はこの十二章のイメージを使って制作しています。
※飯沢耕太郎さんのコメント :
キーワード、キーイメージが重要です。トンネルの先は、見えないもの。今の表紙と裏表紙の写真2枚はいらない。言葉と写真を一緒に考え、一章でも、二章でも、書いて書いて、キーワードやキーイメージを探す。物語と自分との繋がり、肝になるところは、本当の事を入れて表現する。それが感動を覚える。そうやって作り上げて下さい。

3.作家 : 井上 和子氏
 作品タイトル : On the Street
 内容 : 私はstreet photographerで、主に街に出て、歩きながら被写体を見つけ、そこでカメラに収めます。何時も良い被写体に出会えるわけでもなく、只々無駄な日々を過ごす事が多いです。ある時は折角良い被写体を見つけてもそれを逃してしまい、悔しさで頭が一杯になり、持っていたエネルギー全てが失われていくのを感じます。計画したり、待ち構えたりして撮影するのでなく天気、光、時間、季節、偶然での出会いの中で撮っています。私にとってアートとは被写体から何かを感じ、それを表現し共有する事、文字や言葉では表現出来ないもの表現しようとするその熱意そのものだと思います。私の全ての作品は撮り直しが出来ない、又二度と出会う事のない唯一のものです。
※飯沢耕太郎さんのコメント :
構図や色味も良く、写真に力を感じる。テーマやストーリーを考える必要はありますが、この作品(集)は、悪くないと思います。写真を選ぶ中で、全体で何を伝えたいか、何を言いたいか、写真を串刺し、串と串の関連を考え、並び替えると素晴らし作品(集)になると思います。

4.作家 : Chino Kanetaka氏
 作品タイトル : throbbing
 内容 :『あ、また消える…』こんな感じで、1日1回気を失う、私にとって、これが日常のあの頃は、気を失う時以外でも、眠る時このまま寝てしまうと、そのまま目覚めないんじゃないかという恐怖、朝目覚めるとホッとするを繰り返す毎日を過ごしていました。気を失う頻度が増え病院で検査すると、脳から心臓へ動けの指令が届かなく、その時は、心臓が自力で鼓動を起こしていた。私の中の心臓は、まだ生きるんだ!と言っているかのように自力で鼓動をし続けている。
今回の作品は、throbbing、日本語では、鼓動、ときめき、ドキドキ。今回は、プリント2枚の間に空間を作り、違和感のある不思議な感じに仕上げました。観てくださる方に、いろんな角度から観て楽しんでもらえたら嬉しいです。
※飯沢耕太郎さんのコメント :
取り組もうとしているテーマは、とても良いので、作品(集)をひとつの音楽と考え、リアルなものと、幻想的なものを丁寧に繋ぎ、バラバラなものを固まりとしてバランス良くまとめると良いです。奈良原一高の写真集(空)を参考にすると良い。

5.作家 : 谷 明氏
 作品タイトル : 時の化石
 内容 : 展示作品は多視点・方向から撮影した画像やT.V.画面のシークエンス、対象場所に関係する過去のアーカイブイメージ等を各々、複数のレイヤーとして重層化したものです。重ねられたレイヤーは個人的パトスや空間概念に依ったアナログ画像処理を行う事で、重層化したイメージの奥に沈潜する対象の澱の様なイデアや場所(トポス)のオーラの様なイメージが浮かび上がって来ます。「写真」はそれが撮られた瞬間から、もはや時間の骸、過去のイメージを背負った遺物となって行きます。重ねたデジタルレイヤーをアナログ的に処理し、新たなイメージを創りだす作業は、あたかも何層もの地層(レイヤー)に覆われた地層を掘り起こし、地層の中に潜む過去の未知の生物の「化石」や遺物を発見する発掘作業に酷似していると言えます。       
※飯沢耕太郎さんのコメント :
素材としての写真は面白と思います。しかし、何をどう見せるかが重要です。これらの作品(集)で、何が言いたいかが分からない。何故、これらの作品(集)を作っているのかが、伝わらない。手法は面白いが、あれもこれも手を付けて拘りが弱い。熱量を感じない。自分は、何故これを作っているのかを考え、評論家を納得させる論理思考が欲しい。謙虚になられて、足りないものをプラスアルファして下さい。写真はこのままで良いので、いくつかのテーマに絞って、やるなら徹底的に作品(集)として取り組んで下さい。

6.作家 : 野田 光治氏
 作品タイトル : 赤/黒
 内容 : シャッターを押して「偶然の瞬間」を切り撮るのが写真。その写真を見た人が、「物語」を想像してもらえることができる作品。それが「アート」作品であると思っています。写真をはじめたころ、「赤を見かけたらシャッターを切れ!」と先輩からアドバイスを受けて以来、いつも視界のなかで赤を探している自分がいます。数年前、赤い傘を撮り始めたころに、渋谷で「ソールライター」の写真に出会って衝撃を受けました。気に入った場所で赤い傘を偶然に撮るのは非常に困難で至難の業です。各旅行先で妻に傘をさしてもらい。「もう一度」はなしとして、できる限り再現できない状況で撮影しています。今回は「赤いかさ」以外を白黒にして、見る人が写真に引き込まれる独特の世界を表現してアート性を高める試みをしてみました。
※飯沢耕太郎さんのコメント :
目標は、まず個展の開催ですね。作品としては、同じ距離感では無く、引いたもの、寄ったものがあり、主題との距離感が良く考えられている。作品(集)としてまとめる力を感じます。これに徹すること。そしてそれを丁寧に繋げる。文体が作り易いので、20から30枚にまとめると野田さんの世界観が表現できると思います。

以上