グループ展『馴染む、けれども はじくvol.2』を開催

 Art Gallery M84は、2019年9月16日(月)よりジャンルや表現方法において独自の追求を続けるアーティスト達によるグループ展「馴染む、けれども はじく vol.2」を開催します。

 今回の作品展は、Art Gallery M84の第90回目の展示として実施するグループ展です。グループ展『馴染む、けれども はじく vol.2』は、どこかで一緒に展示していたり、個人同士で親密だったり、ゆるやかに繋がっており、そんなに疎遠ではないけれども緊密過ぎるわけでもない、不思議なネットワークによって繋がれた作家達8名による作品展です。

 本展示では「欲しくなる作品」をテーマに、作家達がそれぞれの魅力を作品に閉じ込めました。今回展示される作品は、全て購入可能です。

 平面作品中心の作家がほとんどを占めているために、一見“馴染む”ようにも見えますが、表現方法において、それぞれの作品は、調和し、溶け合うことがありません。ビー玉のように“はじき”合い、それぞれの作品に映り込みながら反応し合う「馴染む、けれどもはじく」表現に是非、ご注目ください。

※ 9月16日(月)16:00~18:00に、作品展の会場にて、レセプションパーティーを予定しております。

【出展作家 : 敬称略・五十音順】
石本 烈士(イシモト・ツヨシ)、稲石 とおる(イナイシ・トオル)、甲斐 千香子(カイ・チカコ)、高橋 佑弥(タカハシ・ユウヤ)、増田 雅子(マスダ・マサコ)、MICHIRU(ミチル)、安井 蘭(ヤスイ・ラン)、山岸 翔(ヤマギシ・ショウ)。

【石本 烈士(イシモト・ツヨシ)略歴】
その時々の感情や強く影響を受けたものを素材として構築させています。心を反映させた世界であり、自分自身が作品を作っていく基盤となっています。
2016年から八千代市民ギャラリー登録推進活動に参加
《展示歴》
2017年01月 グループ展「ポップアップ絵本展」八千代市民ギャラリー(千葉)
2017年03月「第1回登録アーティスト合同作品展」八千代市民ギャラリー(千葉)
2017年07月 グループ展「Face to Face展」八千代市民ギャラリー(千葉)
2017年10月 グループ展「三人小作品展」八千代市民ギャラリー(千葉)
2018年01月「第2回登録アーティスト合同作品展」八千代市民ギャラリー(千葉)
2018年08月「第3回登録アーティスト合同作品展」八千代市民ギャラリー(千葉)
2018年10月 ライブペイント「キッズフェスタ」八千代市民ギャラリー(千葉)
2018年12月 ライブペイント「アスタマニアナ」八千代市民ギャラリー(千葉)
2019年05月 ライブペイント「エシカルビレッジ」八千代市民ギャラリー(千葉)

【稲石 とおる(イナイシ・トオル)略歴】
かわいいけどカッコいい、かわいいけど奇妙、といった異なる表現を取り合わせて、この世にないものを召喚しようとしています。四角猫の制作注文も受け付けています。今回唯一の立体作家で、ユーモラスでありながらどこかシュールな作品を制作しています。歌舞伎座の裏というギャラリーの場所にちなんで歌舞伎スタイルの四角猫を展示します。http://toruinaishi.ciao.jp/
1968年 札幌市出身
1998〜2010年 彫刻家 大平隆洋より彫刻を学ぶ
2018年03年 武蔵野美術大学 通信教育課程 造形学部 油絵学科 日本画コース卒業
《展示歴》
2017年09月 個展「その向こうにひとはいない」Artcomplex Center of Tokyo(東京・四谷)
2018年03月 企画展「Animal World 11」Artcomplex Center of Tokyo(東京・四谷)
2018年07月 グループ展「馴染む、けれどもはじく」Art Gallery M84(東京・銀座)
2018年07月「ART JAPAN 2018」グラスゴー, エジンバラ (UK)
2019年04月「ART TAIWAN & JAPAN 2019」駁2藝術特區大義C8倉庫 (台湾・高雄)
2019年04月「東京インディペンデント2019」東京藝術大学 陳列館 (東京・上野)

【甲斐 千香子(カイ・チカコ)略歴】
日常の風景や感情の変化を記録し、作品化することで時代や環境の変遷を一種のログとして残し、辿れる作品を制作しています。今回は、ライフログの1つである「夢日記」を主題とした作品を展開します。https://kaichikako.tumblr.com/、https://twitter.com/kaichikako、
宮崎県出身
2014年03月 武蔵野美術大学通信教育課程造形学部油絵学科日本画コース卒業
《展示歴》
2011年04月 個展「かいちかこてん」こすみ図書(東京・曳舟)
2011年07月 個展「ヒガムコパニック」東向島珈琲店(東京・曳舟)
2015年09月 個展「Indecision」GALLERY FREAK OUT(東京・中野)
2016年01月 企画展「On the Steps」Steps Gallery(東京・銀座)
2016年09月 個展「日常麻痺」Steps Gallery(東京・銀座)
2017年02月 ゲンロンカオス*ラウンジ新芸術校第2期生標準コース成果展『ハプニング(直接行動)を待ちながら』ゲンロンカフェ(東京・五反田)
2018年07月 グループ展「馴染む、けれどもはじく」Art Gallery M84(東京・銀座)
2018年07月 個展「遺影風景」space2*3 (東京・日本橋)
2018年09月 個展「しゅうちゃく」Steps Gallery(東京・銀座)
2019年01月 グループ展「都市の幽霊」Gallery FREAK OUT(東京・中野)
2019年04月 個展「住む、ピース」ジョイフル本田ニューポートひたちなか店2F JOYFUL-2(茨城・ひたちなか)
2019年04月 個展「住む、ピース@千波湖」好文カフェ(茨城・水戸)
2019年06月 企画展「FAVORITE2019」Steps Gallery(東京・銀座)

【高橋 佑弥(タカハシ・ユウヤ)略歴】
主に自我像(自画像を主体とした自己形成の欲求)を通じて、日常的に繰り返される「非概念性を伴う日常の違和感」を描きます。自己と他者との関係性や、自らと対峙して見えてくる確かな存在を、独特の観点で表現し、作品に落とし込んでいます。http://yuya-art-works.com/
1987年02月 千葉県出身
2014年03月 武蔵野美術大学 通信教育課程 造形学部 油絵学科 日本画コース卒業
《展示歴》
2015年09月 グループ展「from 0フロム・ゼロ」横浜市民ギャラリー(桜木町)
2016年03月 アート講座「フレキシブルな日本画の世界 ~伝統・和の魅力とは~」
2016年08月 アート講座「高橋佑弥の世界 現代美術と古典技法 ~自分と向き合う創造の世界~」
2016年12月 グループ展「第1回 八千代市アーティスト展覧会」八千代市民ギャラリー(千葉)
2017年03月 グループ展「市民ギャラリー登録アーティスト展」八千代市民ギャラリー(千葉)
2017年07月 グループ展「Face to Face展」八千代市民ギャラリー(千葉)
2017年09月 グループ展「三人小作品展 アートの構造」八千代市民ギャラリー(千葉)
2018年01月 グループ展「16通りの表現に出会う2日間」八千代市民ギャラリー(千葉)
2018年05月 グループ展「キョウノドウキ2018展」三鷹市美術ギャラリー(東京・三鷹)
2018年07月 グループ展「馴染む、けれども はじく」Art Gallery M84(東京・銀座)
2018年08月「第3回登録アーティスト合同作品展」八千代市民ギャラリー(千葉)

【増田 雅子(マスダ・マサコ)略歴】
作品のモチーフは植物です。枯れる 崩れる 朽ちる 消える をキーワードに、瞬刻の中で見せる美しさや儚さを作品に込めています。
2013年03月 日本書道専門学校本科卒業/専科終了
2019年 武蔵野美術大学 通信教育課程 造形学部 油絵学科 版画コース在学中
《受賞暦》
2013年03月 日本書道専門学校本科卒業 卒業制作優秀賞受賞
2018年01月「独立書道展」初出展 秀作賞受賞
《展示歴》
2015年02月 二人展「染と墨」銀座幸伸ギャラリー(東京・銀座)
2015年03月 グループ展「照らす展」オノ・ギャラリーくにたち(東京・国立)
2016年03月 グループ展「ピ!」GALLERY FREAK OUT(東京・中野)
2017年02月 二人展「第二回 染と墨」銀座幸伸ギャラリー(東京・銀座)
2017年03月 グループ展「けっこうけだらけ」The Art Complex Center of Tokyo(東京・四谷)
2018年01月 公募展「独立書道展」国立新美術館(東京・六本木)
2018年03月 グループ展「通版生活」文房堂ギャラリー(東京・神田)
2018年07月 グループ展「馴染む、けれども はじく」Art Gallery M84(東京・銀座)
2019年01月 二人展「第三回 染と墨」銀座幸伸ギャラリー(東京・銀座)

【MICHIRU(ミチル)略歴】
白と黒のコントラストで浮かぶ都市の姿を描き続けています。本展では、引き続き、様々な記憶を包括し移ろいゆく都市という変容体にフォーカスし、新たな手法による表現に挑戦しています。http://michiru.cf/
東京都出身
2015年03月 武蔵野美術大学 通信教育課程 造形学部 油絵学科 絵画コース卒業
《受賞暦》
2016年02月「第31回三菱商事アート・ゲート・プログラム」入選
2016年17月「Share Art Aword 2016」入選
2016年11月「第33回三菱商事アート・ゲート・プログラム」入選
2017年02月「第34回三菱商事アート・ゲート・プログラム」入選
2017年-06月「第35回三菱商事アート・ゲート・プログラム」入選
2017年10月 美術の祭典 「第43回東京展」入選
《展示歴》
2013年08月 グループ展「うちゅう」gallery re:tail(東京・吉祥寺)
2015年05月 グループ展「三色団子」GALLERY FREAK OUT (東京・中野)
2015年05月 グループ展「色 – harmony 」GALLERY FREAK OUT (東京・中野)
2016年01月 グループ展「新春パラレル展1016」ギャラリーいず(東京・銀座)
2016年02月 第31回「三菱商事アート・ゲート・プログラム・入選」GYRE(表参道)
2016年11月 第33回「三菱商事アート・ゲート・プログラム・入選」GYRE(表参道)
2016年07月「Share Art Aword 2016入選」横浜赤レンガ倉庫1号館(みなとみらい)
2016年09月 interart7 selection展「部屋に飾るアート」ano ano galerie (東京・大塚)
2017年01月 グループ展「on the steps」Steps Gallery (東京・銀座)
2017年01月 グループ展「新春パラレル展2017」ギャラリーいず(東京・銀座)
2017年02月 第34回「三菱商事アート・ゲート・プログラム・入選」GYRE(表参道)
2017年06月 第35回「三菱商事アート・ゲート・プログラム・入選」GYRE(表参道)
2017年08月 個展「MICHIRU作品展」Space2*3 (東京・日本橋)
2017年10月 美術の祭典 第43回「東京展入選」東京都美術館(東京・上野)
2018年01月 グループ展「サロンド東京フレッシュ展」銀座ワン(東京・銀座)
2018年01月 取扱い作家小品展「2018NewYear」space2*3 (東京・日本橋)
2018年07月 グループ展「馴染む、けれども はじく」Art Gallery M84(東京・銀座)
2018年02月「フレッシュ展」銀座ワン(東京・銀座)
2018年01月「アン回廊美術館」http://www.remus.dti.ne.jp/~anne/corridor.html
2019年01月「2019 space2*3/TK gallery 取扱作家小品展」speace2*3(東京・日本橋)

【安井 蘭(ヤスイ・ラン)略歴】
女性は、鏡を見てその時々の用事に合わせて装いを変える。期待や高揚を纏った彼女達を鏡側から見てみる。生き生きと装う彼女達が愛おしく美しく感じる。私は女性が装うのと同じように、絵画という画面を装う。
2013年 武蔵野美術大学 造形学部 工芸工業デザイン科中退
2018年03月 武蔵野美術大学 通信教育課程 造形学部 油絵学科 日本画コース卒業
《展示歴》
2011年09月 グループ展「中学生:そこの男子うるさ〜い:展」武蔵野美術大学芸術祭
2012年04月 グループ展「発見展」原宿デザフェスギャラリー(東京・神宮前)
2012年09月 グループ展「ムサゼミ」武蔵野美術大学芸術祭(東京・小平)
2012年10月 2人展「Miss Retoro」南青山SPACEKIDS(東京・青山)
2012年11月 グループ展「キュン道」武蔵野美術大学鷹の台キャンパス(東京・小平)
2012年11月 グループ展「科目展」武蔵野美術大学鷹の台キャンパス(東京・小平)

【山岸 翔(ヤマギシ・ショウ)略歴】
日本画や版画を制作しています。人間の本質や傷、欠落した部分をテーマに描いています。何気ない日常に垣間見える暴力性や孤独といった人間の根源的な部分を追求しています。作家の分身とも言える子どもたちは、見る者に人間とは何かを問いかけます。
1989年 東京都出身
2018年03月 武蔵野美術大学 通信教育課程 造形学部 油絵学科 日本画コース卒業
《受賞暦》
2019年05月 ART OLYMPIA 2019 準佳作賞
《展示歴》
2018年07月 グループ展「馴染む、けれども はじく」Art Gallery M84(東京・銀座)
2019年01月 グループ展「都市の幽霊」 GALLERY FREAKOUT (東京・中野)

【作品展概要】
名  称 : グループ展『馴染む、けれども はじくvol.2』
作 品 数 : 約30点
販  売 : 展示作品は、全て購入可能
主  催 : Art Gallery M84
期  間 : 2019年9月16日(月) ~ 9月21日(土) 会期中無休
場  所 : Art Gallery M84
所 在 地 : 〒104-0061 東京都中央区銀座四丁目-11-3 ウインド銀座ビル5階
電  話 : 03-3248-8454
開館時間 : 10:30~18:30(最終日17:00まで)
休 館 日 : 日曜日
入 場 料 : 無料
URL : http://artgallery-m84.com/?p=6434

<グループ展『馴染む、けれども はじくvol.2』代表作品>
Akai
クレジット : 永遠の庭 © 甲斐 千香子
Title : 永遠の庭
Signature : Yes
Size : 100 x 148㎜
Method : 紙・アクリル・ペン

Ainaishi
クレジット : 歌舞伎、鏡獅子、四角猫 © 稲石 とおる
Title : 歌舞伎 鏡獅子 四角猫
Signature : Yes
Size : 250 x 285 x 100㎜
Method : 紙粘土・木 ガラス・油絵具
以上 

写真展『アートの競演 2019涼月』受賞作品

飾りたいと思う写真展『アートの競演 2019涼月』受賞作品 3点

●M84賞
【作品】Title : Sui Sha190606`Kawamo`、
Shooting : 2019、Printed : 2019、Editon : Open、Signature : Yes、Image Size : 286 x 319㎜、Print Paper Size : 345 x 422㎜、Media:Canon Premium mat、Print Method : Digital Pigment Print、Mat size : 348 x 420㎜、Frame size : 368 x 444㎜
1)どんな点がアート(一番最初、又は ありふれていない)なのか?
 海へ注ぎこもうとする小さな川の河口付近で、偶然見つけた蛇のぬけがらがゆっく
 り、速く、私の視界に流れこんできた。わあ!思わずそれを追いかけるとき、気持
 ちを刻むように撮った。小魚、白い羽、宇宙、水の流れ、蛇のぬけがらなどを自由
 に想像して不思議を楽しんでもらえる様に画像を水彩画のような仕上げにした。
2)飾りたいと思って貰える点?
  “その空間において、調和する”ということがこの作品のベースにあります。抽象的
 で、捉えどころがすぐに見つけられず、なんども見てしまう。その不思議な表情は
 観る人それぞれに印象が違う。自然に在る色(アースカラー)の彩度が低い、穏やか
 な色調なので、部屋の一角に穏やかで明るい印象を運んでくれることと思います。

【選評】自然の川面を、グラフィカルに表現した今まで見た事の無い水彩画の様な作品で味わいがある。淡い色合いが部屋を明るくするので飾りたい写真です。脱皮した蛇の皮を追い掛け縁起が良い。マットを使わない見せ方に課題はあるが、まだまだ良くなる余地があると思うので、今後の作品が楽しみである。
AR1068588
【作家】冨田 陽子(Yoko Tomita)氏
    宮崎県出身 interior coordinator
2007年 +COCOCHI開業 現在に至る
    写真を撮ることは高校生の頃、それは「人」から始まって、社会に出てからは
    「室内」ばかり。山へ行くようになって対象が「室外」へと変わりました。
    そして今は、構えた意図・意識などの情報量の少ない写真から ‘なにか’
    の感点を見つけて一つの形に仕立て、表現することを楽しんでいます。
【展示歴】
2014年07月 写真展『人それぞれ』Art Gallery M84(東京・銀座)
2015年01月 写真展『人それぞれのアート』Art Gallery M84(東京・銀座)
2015年07月 写真展『アートの競演 2015初夏』Art Gallery M84(東京・銀座)
2016年01月 写真展『アートの競演 2016初春』Art Gallery M84(東京・銀座)
2016年07月 写真展『アートの競演 2016文月』Art Gallery M84(東京・銀座)
2017年01月 写真展『アートの競演 2017睦月』Art Gallery M84(東京・銀座)
2017年07月 写真展『アートの競演 2017葉月』Art Gallery M84(東京・銀座)
2018年07月 写真展『アートの競演 2018泰月』Art Gallery M84(東京・銀座)
2019年01月 写真展『アートの競演 2019寒月』Art Gallery M84(東京・銀座)

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●G.I.P Tokyo賞
【作品】Title : 信号はどこに 7.10、
Shooting : 2019、Printed : 2019、Editon : 1/5、Signature : Yes、Image Size : 254 x 169㎜、Print Paper Size : 297 x 210㎜、Media:ピクトラン 局紙、Print Method : Digital Pigment Print、Mat size : 348 x 420㎜、Frame size : 365 x 440㎜
1)どんな点がアート(一番最初、又は ありふれていない)なのか?
 本作品は左目がほとんど見えない私の視界を表現した作品です。晴眼者には見えて
 いない、私が見ている視界、日常を捉えています。私の日常の中で、横断歩道を渡
 る時に信号は見えません。「一体どこに信号があるのか?」「今は 渡って大丈夫
 か?」これらの不安を恒常的に感じる人は晴眼者には少ないのではないでしょうか。
2)飾りたいと思って貰える点?
 作品を見て何かしら感じてもらえる物、であることも意図の一つですが、それ以外
 にも「どこで撮ったのか?」「何を撮っているのか?」の様にも楽しんでもらえる
 ことも念頭に置いていて、幾つもの見方、楽しみ方があるところ。もしくは「面白
 い」「格好いい」と思ってもらえる作品であるところだと考えています。

【選評】背景の建物は正体で、手前の歩行者達の微妙なズレ具合が新鮮!また雲の流れが空に映える。晴眼者には判らない視野を消失するとこんな風に見えることへの驚き、単なるコラージュでは無い、今まで見た事の無いなんとも不思議な作品である。
AR1068606
【作家】豊吉 雅昭(Masaaki Toyoyoshi)氏
1975年 埼玉出身
    所幸則コンテンポラリーフォトファクトリー所属。
    プラクティカルフォト7期生。
    緑内障による視野欠損が進み、現在では左目の大半の視野を消失している。
【受賞歴】
2017年01月 埼玉県流域下水道50周年記念コンテスト入選及び人気投票賞
2018年02月 日本アート教育振興会フォトレビアワード2017下半期入賞
【展示歴】
2012年12月 第7回コスモス展『vol.7』ギャラリーコスモス(東京・目黒)
2013年11月 所幸則写真展『アインシュタインロマン』Gallery Conceal(東京・渋谷)
2017年11月 所幸則C.p.f.写真展『進化evolution2017』Gallery Conceal(東京・渋谷)
2018年07月 写真展『アートの競演 2018観月』Art Gallery M84(東京・銀座)
2019年01月 写真展『アートの競演 2019寒月』Art Gallery M84(東京・銀座)
2019年04月 所幸則C.p.f.写真展『進化evolution2019』Gallery Conceal(東京・渋谷)

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●フレームマン賞
【作品】Title : Sui Sha190606`Uminomo`、
Shooting : 2019、Printed : 2019、Editon : Open、Signature : Yes、Image Size : 222 x 333㎜、Print Paper Size : 345 x 422㎜、Media:Canon Premium mat、Print Method : Digital Pigment Print、Frame size : 368 x 444㎜
1)どんな点がアート(一番最初、又は ありふれていない)なのか?
 砂浜からより海の奥の方へと岩場を進んでいくと、水際には様々な種類の海藻が密
 生していて、海水の動きにならうように揺らめいている。よせてはかえす赤や緑や
 黄色の動きを、ぼんやりと眺めながら撮っていた。水彩画のように仕上げる過程で
 様々な色の頒布を眺めていたその時、静けさに潜んでいた歓喜が彩として現れてき
 た。観ていた風景だけれど、全く別のものへと変わった。
2)飾りたいと思って貰える点?
 寒色系の色がメインですが色調に幅があり、壁に華を添えるように感じてもらえる
 作品です。海のようにも、山肌に咲く満開の花群のようにも感じて、観る人の心そ
 れぞれが、いつの間にかさがしもの。見つけてみてください。

【選評】岩場に波打つ藻の色合いや額装の仕方が綺麗。飾りたい写真です。余白も作品の一部でありイメージが左に寄っているレイアウトが斬新。用紙の選び方によってはもっと奥行き感が出せる等、課題はあるが、まだまだ良くなる余地がある。
AR1068603
【作家】冨田 陽子(Yoko Tomita)氏
他の情報は、M84賞記載と同じ
以上

写真展『アートの競演 2019涼月』SOLD作品

写真展『アートの競演 2019涼月』SOLD作品、7点

1.Title : Rockstar onstage(from the series `12 minutes`)、Artist : Aki Fujita Taguchi、2点
(Model : Steve Mann of Michael Schenker Fest at Tokyo International Forum Hall A on 5th September 2018)、Printed : 2019、Editon : 1/20 & 2/20、Signature : Yes、Image & Print Paper Size : 297 x 198㎜、Print Method : Digital Pigment Print(Face mounted acrylic)、Frame size : 297 x 198 x 25㎜
AR1068586

2.Sui Sha190606`Kawamo`、Artist : Yoko Tomita、2点
Shooting : 2019、Printed : 2019、Editon : Open、Signature : Yes、Image Size : 286 x 319㎜、Print Paper Size : 345 x 422㎜、Media:Canon Premium mat、Print Method : Digital Pigment Print、Frame size : 368 x 444㎜
AR1068589

3.Sui Sha190606`Uminomo`、Artist : Yoko Tomita、1点
Shooting : 2019、Printed : 2019、Editon : Open、Signature : Yes、Image Size : 222 x 333㎜、Print Paper Size : 345 x 422㎜、Media:Canon Premium mat、Print Method : Digital Pigment Print、Frame size : 368 x 444㎜
AR1068578

4.信号はどこに 7.10、Artist : Masaaki Toyoyoshi、2点
Shooting : 2019、Printed : 2019、Editon : 1/5 & 2/5、Signature : Yes、Image Size : 254 x 169㎜、Print Paper Size : 297 x 210㎜、Media:ピクトラン局紙、Print Method : Digital Pigment Print、Mat size : 348 x 420㎜、Frame size : 365 x 440㎜
AR1068605
以上

写真展『アートの競演 2019涼月』展示の様子

2019年7月15日(月)より開催している飾りたいと思う写真展『アートの競演 2019涼月』ですが、お客様は不思議そうに作品を眺めてらっしゃいます。何度も行ったり来たり何周もされるお客様もいます。「これも、これも、写真なんですか? 何を撮影したか解らない。でも絵の様に綺麗。」との声。コンテストで入選された方々の作品かと思ったようで、作家本人がアートと思う作品で、審査の無い公募展と判ると驚いているご様子。ジャンルもカテゴリーもバラバラなのに、レベルが高いのはどうしてなのですか?、との質問も。「今までの写真の概念を超えているし、凄い素敵な作品があって、一人一人の個性が輝いていますね。」と言ってくださったり、飾りたいと思う写真を展示する趣旨に共感される方もいて楽しく拝見されています。ご来場の多くの方が「来て良かった。ありがとうございました。」と言ってお帰りになります。

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AR1068539

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AR1068543

AR1068545

AR1068573

AR1068548

AR1068549

AR1068551

AR1068546

Aテーブル

AR1068547

AR1068554

AR1068556

AR1068559

AR1068564

AR1068563

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AR1068574

AR1068560

以上