林和美写真展『余白色』を開催

Art Gallery M84は、2016年5月23日(月)より林和美写真展『余白色』を開催致します。

今回の作品展は、Art Gallery M84の第47回目の展示として実施する個展です。
写真展『余白色』は、最初の一歩、次への一歩をお手伝いするナダールの写真教室主宰で、日本を代表する装幀写真家でもある林和美の写真展です。風になびくススキの綿毛。陽に透けて白くなる、ねこじゃらしの輪郭。夏の色彩から本格的な紅葉へと移る間の白。この白を「余白色」と言うそうですが、とても美しい言葉だと思います。写真について裾野を広げ、ギャラリーで展示する敷居を下げる取り組み等ナダールの写真教室を通じて今までに1,000人以上の生徒を世に送り出してきた彼自身も50歳の少し手前と壮年期から中年期へと移って行く余白色の時かもしれません。

2000年に青幻舎から出版されたファースト写真集「ゆびさき」、自ら起こしたナダール書林から出版した「装幀写真」、最新作「ひひふ」の中から作品を展示、また、「ありがとう。」 鷺沢萌(角川文庫)、「愛には少し足りない」唯川恵(集英社)らの書籍に装幀写真として使われた作品のオリジナルプリント等、30点を展示・販売致します。

【作家より一言】
とにかく美しいものを追い求めてきた作品制作スタイルから、テーマを決めて作品を作り込んでいく感じへと変化しています。これらを自身の余白色の時に合わせ、過去の作品から最近作までをご覧頂きたいと思っています。装幀写真家 林 和美

「ゆびさき」について
白昼夢のような繊細な階調のモノクロに焼き付けられた女性や花が、存在の美しさと怪しさを伝える。研ぎ澄まされた視線によって、つきつめれば一筋の線となって立ちあらわれる生命体の姿。エロスとは違う、和の色が香り立つ作品。

「装幀写真」について
途切れる事なく流れる時、巡る季節、出会い、別れ、終わっては始まる切なく美しい写真物語。余計なものは削ぎ落として、最後きれいな1本の線になる様な淡い世界。女性のくちもと、塀越しに見える青空。人の心の中にある想いや夢、恋愛。それらを物語にした時、その本の装幀になる写真作品。同名の写真集には詩人谷川俊太郎氏による書き下ろし「世界の気配」を収録。

「ひひふ」について
小説家・田山花袋の言葉に「人間元来一人で生まれて一人で死んでいくのである。」というのがあります。だから孤独は恐れなくていいのだという事だと思います。ならばひとりで居るときは、ひとりで居る事を、ふたりで居るときはふたりで居る事を受け入れながらただ生きれば良い。そんな事を思いながら二人の女性を被写体にした作品。

【林 和美(はやし かずみ)氏略歴】
1968年 三重県出身。
1991年 大阪芸術大学芸術学部写真学科卒業。
広告代理店を経て、フォトエィジェンシーに勤務。
1998年 エストグラフィックアート展入選。
2000年 大阪南船場にフォトギャラリーNADARをオープン。
2003年 東京中目黒に事務所兼ギャラリーNADAR/TOKYOをオープン。
2004年 東京渋谷に移転、名称をNADAR/SHIBUYA355に変更。
2005年 青山芸術祭 DESIGN AWARD 2005入選
2010年 東京南青山に移転、名称をNADAR/TOKYOに変更。
同時にアトリエ兼ギャラリー「林和美写真画廊」をオープン。
2014年 フォトギャラリーNADAR/OSAKAを閉店。
これに伴いNADAR/TOKYOの名称をNADARへと変更。
装幀写真家。 唯川恵、吉田修一、鷺沢萌、沼田まほかる、前川麻子らに装幀写真を提供。日本図書設計家協会会員。「NADAR」主宰。

【個展】
1998年 林和美写真展「Paris」ハービス大阪・cafe HYE deli(大阪・梅田)
2000年 林和美写真展「Paris」ギャラリー ・ミュゼアガサ(兵庫・神戸)
2000年 林和美写真展「Paris」NADAR(大阪・南船場)
2002年 林和美写真展「幻像」ギャラリー・ブルーム(大阪・新北野)
2003年04月 出版記念 林和美写真展「ゆびさき」NADAR(大阪・南船場)
2003年04月 出版記念 林和美写真展「ゆびさき」gallery neutron(京都・三条)
2004年06月 林和美「オリジナルプリント展」NADAR/TOKYO(東京・中目黒)
2005年01月 林和美写真展「くちびるへ」NADAR/SHIBUYA355(東京・渋谷)
2005年03月 林和美写真展「26日の月がある町」26の月(東京・高田馬場)
2005年06月 林和美写真展「大切な一枚」NADAR/OSAKA(大阪・南船場)
2006年06月 林和美「オリジナルプリント展」NADAR/OSAKA(大阪・南船場)
2007年04月 林和美写真展「装幀写真」NADAR/SHIBUYA355(東京・渋谷)
2008年12月 出版記念林和美写真展「装幀写真」NADAR/OSAKA(大阪・南船場)
2008年12月 出版記念林和美写真展「装幀写真」NADAR/SHIBUYA355(東京・渋谷)
2010年07月 林和美写真展「装幀写真」アルバス写真ラボ(福岡・警固)
2011年04月 林和美モノクロプリント展「白と黒が教えてくれた事」写真店monogram(東京・学芸大学)
2011年05月 林和美写真展「余白」NADAR/OSAKA(大阪・南船場)
2011年06月 林和美写真展「余白」NADAR/SHIBUYA355(東京・渋谷)
2012年08月 林和美写真展「みつめる」写真店monogram(東京・学芸大学)
2013年06月 林和美写真展「ここち」写真店monogram(東京・学芸大学)
2015年05月「ナダール・林の肖像写真館」写真企画室ホトリ(東京・浅草橋)
2015年10月 林和美写真展「ひひふ」写真店monogram(東京・学芸大学)

【グループ展】
2012年10月 嶋本麻利沙、林和美 連立個展「everything is mine」NADAR/OSAKA(大阪・南船場)
2013年12月 熊谷聖司/林和美 二人展「Opening Act」写真店monogram(東京・目黒)

【出版】
2003年05月 写真集「ゆびさき」B5版変、青幻舎。
2008年12月 写真集「装幀写真」B5版変、ナダール書林。
2009年01月 写真生活手帖-素敵な世界の切り取り方、A5判、ピエ・ブックス。
2009年08月 写真生活手帖-大切な想い出の残し方、A5判、ピエ・ブックス。
2010年03月 女性のためのカメラレッスン、A5判、大泉書店。

【装幀】
2004年07月「これを読んだら連絡をください」190x136x28mm、前川麻子著(光文社)
2005年08月「ありがとう。」150x106x14mm、鷺沢萌著(角川文庫)
2006年02月「ひみつのとき」150x106x12mm、神崎京介著(新潮社)
2007年04月「待っていてくれる人」148x106x10mm、鷺沢萌著(角川文庫)
2007月09月「愛には少し足りない」148x106x14mm、唯川恵著(集英社)
2008年02月「九月が永遠に続けば」150x106x22mm、沼田まほかる著(新潮社)
2008年02月「だんだんあなたが遠くなる」154x108x14mm、唯川恵著(新潮社)
2009年05月「初恋温泉」150x106x14mm、吉田修一著(集英社)
2009年10月「欲しい」150x106x20mm、永井するみ著(集英社)

【写真展概要】
名  称 : 林和美写真展『余白色』
作 品 数 : 約30点(予定)
作品購入 : 展示作品は、全て購入可能
主  催 : Art Gallery M84
期  間 : 2016年5月23日(月)~6月4日(土)
場  所 : Art Gallery M84
所 在 地 : 東京都中央区銀座四丁目-11-3 ウインド銀座ビル5階
電  話 : 03-3248-8454
開館時間 : 10:30~18:30(最終日17:00まで)
休 館 日 : 日曜日
入 場 料 : 500円
URL :http://artgallery-m84.com/?p=2782

<林和美写真展『余白色』代表作品>
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Title:ひひふ 01
制作:2015年
Paper Size:203 x 254mm
Print Method:type-C Print
Media:Phtoto
Mat・Frame Size:392 x 507mm
予価:40,000円(額装込、税別)
以上

古賀 博『おいしそうな、苺』日本画小作品展を開催

Art Gallery M84は、2016年5月16日(月)より古賀 博『おいしそうな、苺』日本画小作品展を開催致します。

今回の作品展は、Art Gallery M84の第46回目の展示として実施する個展です。
『おいしそうな、苺』日本画小作品展は、新鮮そのもので、豊かな膨らみと、ぷりぷり感あふれた「いちご」や個性と生命力に満ち、どれひとつ同じものが無い「いちご」達です。古賀氏が金箔貼りした上に描いた「いちご」は、流麗であったり、ちょっと気取ったり、整然としたり、その姿はどれも誠に 艶やかである。人の顔や姿を見ているように実に楽しく、時間の経つのを忘れてしまう。全ての作品が金箔であり、優雅で華やかな作品に仕上がっています。金箔は光の強弱、多い少ない、光の当たる方向により、様々な艶やかな表情を見せてくれます。たくさんの個性ある表情とそれぞれの巧みな動きが織りなす彼の初個展「いちごの世界」をご堪能ください。

定年退職後、何に取り組むか。「生涯に渡って長く続けられるものは?」「常に探求心を満たしてくれるものは?」「どんな状況でも楽しめるものはなにか?」と彼は、色々と考えていました。そして子供の頃好きであった「絵」や「図工」という分野に漠然とでしたが徐々に興味が湧き始めたのです。

たまたま訪れた京都の美術館で、福田平八郎の日本画に魅了され、印象派のような明るく鮮やかな色彩・配色、グラフィカルでとにかくモダンでしゃれた世界。日本画というものがどのようなものか知らない状況で、「こんな絵を描いてみたい。」「目指してみたい。」と探していたものを見つけた瞬間でした。そして始めるからには基礎から学びたいと思い京都造形芸術大学の通信教育過程で4年間学んだのです。

この頃に絵を描いたり、絵の話をするとき、必ず浮かんでくるものが二つあったようです。一つは度々訪れた京都二条城の障壁画であり、誠に華美で雅で、いつも心を華やかにしてくれるものだったと言います。二つ目は、旅行中に出会った、オーストリアの美術館で見たクリムトの「接吻」。金と色彩(絵具)の調和、金に負けることのない色彩の強さ。一方、色彩を引き立たせる金が作り出す素晴らしい異空間、クリムトとその金使いの妙技への強い憧れを持ったようです。

【作家からの一言】
「箔の技法」という講座で麻紙ボード(F4号)に金箔を貼り、金箔に映える赤と緑ということで「苺」を描くことにしました。「苺」を描き始めましたが、全く形がとれず、毎日毎日ひたすら描写するが、写実的に詳細に描けば描くほど「苺」ではなくなり上手く描けませんでした。いつも部屋中、「苺」の香りが満ちていました。何とか仕上げた下絵に着色をしていくとこれがまたどんどん「苺」から遠いものになってしまい、新鮮でぷりっとして美味しそうな「苺」にならないのです。たった一粒の「苺」が描けないのです。

何日も悪戦苦闘しているうちにふと気づいたことがあります。決して描くのが辛いとか嫌だとかいう気にはならないこと。むしろどうしたら自分のイメージする「苺」が描けるのか、探求心が強くなるばかりでした。そして、一粒の「苺」を自分のイメージ通り描けたら、これまでと異なる新しい自分の絵の世界に踏み出せる。そんな思いを胸に色々試行錯誤の上、ついに自分の「苺」を描くことができました。

「苺」にも一粒一粒の個性があり、同じというものが無く、それぞれ豊かな表情をもっており、どんなに眺めていても見飽きることがありません。処女作後、もっともっと「苺」を描きたいという気持ちが強く生まれ、「苺」を描いた絵だけの個展をやろうと思い立ち、描きあげるまで2年間近く掛かりました。ただただ新鮮でぷりっとして美味しい「苺」を描くことに集中し、出来上がった作品は、福田平八郎、京都二条城障壁画、クリムトへの想いが一つに昇華出来たようでもありました。

また遊び心で15作品は二つのシリーズでと思い立ち、絵の中に隠し文字(アルファベット)を仕掛け、シリーズAでは‘strawberry’の10文字、シリーズBでは‘happy’の5文字を表現した作品になりました。是非探してみてください。日本画家 古賀 博

【古賀 博氏(コガ ヒロシ)略歴】
1951年 福岡県出身。
1974年 同志社大学 法学部卒業。
2009年から4年間 京都造形芸術大学 通信教育学部 芸術学部日本画コースで学ぶ。
2011年 広告会社を定年退職後、本格的に日本画に取り組み現在に至る。
船橋市在住。

【日本画展概要】
名  称 : 古賀 博『おいしそうな、苺』日本画小作品展
展示作品数 : 約30点(予定)
販  売 : 展示作品は、全て購入可能
主  催 : Art Gallery M84
期  間 : 2016年5月16日(月)~5月21日(土)
場  所 : Art Gallery M84
所 在 地 : 東京都中央区銀座四丁目-11-3 ウインド銀座ビル5階
電  話 : 03-3248-8454
開館時間 : 10:30~18:30(最終日17:00まで)
休 館 日 : 日曜日
入 場 料 : 無料
URL : http://artgallery-m84.com/?p=2774

<古賀 博『おいしそうな、苺』 日本画小作品展代表作品>
いちごX_convert_20160214115131
タイトル:いちご 7
サイズ:F4
製作:2015.1
予価:120,000円(税別・額装込)

以上

写真展『永遠の妖精 Audrey Hepburn』SOLD作品

写真展『永遠の妖精 Audrey Hepburn』SOLD作品 6点

1.Sabrina 1954a/麗しのサブリナ 1954年a、Image Size:175 x 232㎜、Print Paper Size:203 x 253㎜、Print Method:Gelatin Silver Print、Window Size:175 x 240㎜、Mat・Frame Size:450 x 550㎜
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2.Charade 1963a/シャレード1963年a、Image Size:407 x 302㎜、Print Paper Size:505 x 400㎜、Print Method:Gelatin Silver Print、Window Size:400 x 295㎜、Mat・Frame Size:550 x 450㎜
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3.Funny Face 1957e/パリの恋人 1957年e、Image Size:190 x 245㎜、Print Paper Size:202 x 254㎜、Print Method:Gelatin Silver Print、RCペーパー、The Kobal Collection、Photographer:Bud Fraker、Window Size:175 x 240㎜、Mat・Frame Size:450 x 550㎜、
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4.Breakfast at Tiffany’s 1961/ティファニーで朝食を 1961年、Image Size:400 x 490㎜、Print Paper Size:403 x 502㎜、Print Method:Gelatin Silver Print、Window Size:390 x 485、Mat・Frame Size:508 x 610㎜
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5.Funny Face 1957b/パリの恋人 1957年b、Image Size:202 x 252㎜、Print Paper Size:202 x 252㎜、Print Method:Gelatin Silver Print、Window Size:175 x 240㎜、Mat・Frame Size:450 x 550㎜
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6.Sabrina 1954e/麗しのサブリナ 1954年e、Image Size:190 x 250㎜、Print Paper Size:202 x 255㎜、Print Method:Gelatin Silver Print、Window Size:175 x 240㎜、Mat・Frame Size:450 x 550㎜
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以上

写真展『永遠の妖精 Audrey Hepburn』SOLDグッズ

写真展『永遠の妖精 Audrey Hepburn』SOLDグッズ 1610件

1.クリアファイル、6種類、サイズ:A4、359枚
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2.ポストカード、22種類、ハガキサイズ、1183枚
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3.2016カレンダー、68本完売
使用時サイズ:B2、枚数:7枚、壁掛けタイプ、2ヶ月めくり、52×73cm
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以上

白岩登三靖作品展『SKETCHBOOK』を開催

Art Gallery M84は、2016年5月2日(月)より白岩登三靖作品展『SKETCHBOOK』を開催致します。

今回の作品展は、Art Gallery M84の第45回目の展示として実施する個展です。
作品集を最初に拝見した時に、凄く衝撃を感じました。30年前にスケッチブックに写真を貼付け、その写真と繋がる絵を描くアート作品に取り組んでいた日本人がいたのです。ポラロイドカメラ(SX70)で撮影した画像を中央に配し、それらを取り囲む様にパステル等で景色や静物をシームレスで逆説的な連続性に描いたシリーズ『SKETCHBOOK』。1985年ICPで最初に展示した「MIRROR」に続き、1989年と1991年にもICPで展示した『SKETCHBOOK』シリーズから日本未発表の作品を含む約36点を展示致します。

グラフィックデザイナーでありながらICP(International Center of Photography)の常設写真ギャラリーで3回も個展を開催した若き白岩登三靖。ICPの会長であるCornell Capaが図録のイントロで日本の若い写真家白岩登三靖の作品を絶賛。亡くなられても、なお斬新な作品が心に残り輝いている、故・白岩登三靖氏の世界観を感じて頂ければ幸いです。

※ オープニングレセプション「5月2日(月) 18:00~」を予定しております。

<白岩登三靖氏について>
12歳で絵画や描画の勉強を始めた。これらの勉強を通じて、シュールリアリストのMax Ernst、André Masson、René Magritte等の作品を知る。多くの年月を掛け彼らの作品に影響された写真を作り続けて来た。彼の初期のシリーズ、Trees(1974)、Hands(1975)は、形状やラインを繰り返す時代の古い魅力を持っていた。1976年 彼の感覚は、カラープリントに目覚め、洗練されてはいない微妙な色は、チバクロームの大胆かつ飽和傾向を組み込む。シリーズ、Mirror on Mirror(1976)やA Stick(1978)は色について最初の実験結果である。両方共に、写真家としてチャレンジな作品であった。同じオブジェクトで、多くの個々のプリントを厳格に組み合わせ三次元の幾何学図形を作成した。1978シリーズ「Box-Up」で最高の作品となった。1985年に「MIRROR」をICPで展示、その後、ポラロイドカメラで撮影した画像を配し、そのイメージを拡張するかの様にパステル等で描いたシリーズ『SKETCHBOOK』を制作。色、線、フォームのあふれんばかりの寛大さと技術の素晴らしさが非常に美しいと評価され1987年にICPで展示。更に1991年にも『SKETCHBOOK II』をICPで展示すると言う快挙を得た。見る人を柔らかく包む様な美しさと自然に敏感な描写、優雅な才能の無限の可能性を示して、西洋の写真と芸術の影響を受けたオリエンタルでグラフィックな感性をミックスする日本のグラフィックアーティスト/写真家による作品と絶賛された。

<作家の一言>
自分が見てみたいと望むもの、それを自らの手で作り出したいと様々な試みを続けています。私の表現手段は、絵画やデザインそれと写真です。そうした作品を 作ることは、ささやかではあるけれど、物に支配されているこの現実世界で希薄になってしまった自らの在りようを、なんとか自分自身に取り戻し、実感することにつながる。おそらくそうなのだと思っています。
写真家/デザイナー:故白岩登三靖(Tomiyasu Shiraiwa:Photographer/Graphic artist )

【白岩登三靖(Tomiyasu Shiraiwa) 略歴】
1940年 大分県大分市生まれ。
1958年 大分県立大分舞鶴高等学校卒業。
1962年 早稲田大学文学部美術専修卒業、工業デザイン研究所勤務。
1963年以降、写真集、書籍、雑誌、ポスターなどの日本のグラフィックデザイナーをリードする存在となる。
1964年 グラフィック・デザイン事務所共同設立。
1970年以降、グラフィックデザイナーと写真家の両方を極める。
1978年 ホワイト・スペース設立。
2002年 肺癌にて急逝。享年62才。

<主な個展>
1974年「MIRROR」ペンタックス・ギャラリー(東京・西麻布)
1980年「LOOKINGOUT」日本ポラロイド本社・ギャラリー(東京・虎ノ門)
1981年「Tomiyasu Shiraiwa Photographs」Gallery–Canon Nederland (Ams, 蘭)
1985年「MIRROR」Permanent Collection Gallery ICP(NY, USA)
1987年「SKETCHBOOK」Permanent Collection Gallery ICP(NY, USA)
1990年「TOMIYASU SHIRAIWA」Barbican Centre(London, UK)
1991年「SKETCHBOOK II」Permanent Collection Gallery ICP(NY, USA)
1992年「SKETCHBOOK」mole (東京・四谷)
2000年「AMPLIFICATION」日本ポラロイド本社・ギャラリー(東京・虎ノ門)
2002年「At the Moment」Aidem Photo Gallery Sirius(東京・新宿)
2015年「MIRROR」Art Gallery M84(東京・銀座)

<主なグループ展>
1977年「11人のイタリア写真家と11人の日本写真家展」イタリア文化会館(東京・九段)
1979年「日本の写真・1848年から今日まで展」ボローニア近代美術館(Bologna、Italy)
1979年「LA PHOTOGRAPHIC FANTASTIQUE展」Contrejour(Paris, France)
1983年「現代日本の美術:風景との出合い展」宮城県立美術館(宮城県・仙台)
1985年「GENERATION POLAROID展」Pavillion des Arts(Paris, France)
1990年「海の写真名品展」下関市立美術館(山口県・下関)
1999年「大辻清司と15人の写真家たち展」東京造形大学美術館(東京・八王子)

<作品収蔵>
1982年「SELECTION-1」Polaroid Collection, POLAROID(Minnesota, USA)
1985年「MIRROR」Permanent Collection Gallery, ICP(NY, USA)
1987年「SKETCHBOOK」Permanent Collection Gallery, ICP(NY, USA)
1984年「SELECTION-2」Polaroid Collection, POLAROID(Minnesota, USA)
1988年「SELECTION-3」Polaroid Collection, POLAROID(Minnesota, USA)
1990年「SELECTION-4」Polaroid Collection, POLAROID(Minnesota, USA)
1991年「SKETCHBOOK II」Permanent Collection Gallery, ICP(NY, USA)

<写真集&図録>
1974年 写真集「MIRROR」自費出版/写真集「樹シリーズ」カメラ毎日(毎日新聞社)
1975年「手シリーズ」カメラ毎日(毎日新聞社)
1976年「HORIZONシリーズ」カメラ毎日(毎日新聞社)
1978年 組立写真集「BOX-UPシリーズ」自費出版
1978年「A STICK」カメラ毎日(毎日新聞社)
1979年「A BALLシリーズ」日本カメラ社
1980年「IN FRONT OF A MIRRORシリーズ」日本カメラ社
1984年「FROM HERE」カメラ毎日(毎日新聞社)
1985年「MIRROR」Original self publication /acquired for ICP as gift from Pentax.
1987年「SKETCHBOOK」acquired for ICP /Polaroid Corp for its assistance.
1991年「SKETCHBOOK II」acquired for ICP/Polaroid Corp for its assistance.
2000年「AMPLIFICATIONシリーズ」日本カメラ社

【作品展概要】
名  称 : 白岩登三靖作品展『SKETCHBOOK』
展示作品数 : 約25点
作品購入 : 展示作品は、全て購入可能
主  催 : Art Gallery M84
期  間 : 2016年5月2日(月)~5月14日(土) ※休館日を除く
場  所 : Art Gallery M84
所 在 地 : 東京都中央区銀座四丁目-11-3 ウインド銀座ビル5階
電  話 : 03-3248-8454
開館時間 : 10:30~18:30(最終日17:00まで)
休 館 日 : 日曜日
入 場 料 : 無料
URL:http://artgallery-m84.com/?p=2766

<白岩登三靖作品展『SKETCHBOOK』代表作品>
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Title:colored wire A
制作:1990年
Paper Size:240 x 330mm
Writing Method : Pastel
Print Method:Polaroid print
Media:画用紙/Polaroid SX70
Mat・Frame Size:405 x 505mm
予価:180,000円(額装込、税別)
以上

写真展『永遠の妖精 Audrey Hepburn』展示の様子

Art Gallery M84で2月8日(月)から開催している写真展「永遠の妖精 Audrey Hepburn」ですが、当ギャラリー開設以来の来場者数です。朝もオープンと同時に来場される方、閉館近くに来場される方もいます。入場されると「わぁー沢山ある。可愛いね。」との声、年齢層も幅広く、如何にファンに愛され続けているかを感じます。カップルやペアでくる方も多く滞在時間も長く、ゆっくりと鑑賞されています。また、グッズコーナーに入った瞬間、歓喜の声「凄い、どうしよう。選べない」と、時間を掛けて考えていらっしやいます。
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