2015年9月14日(月)より開催している江口 敬写真展『風姿』ですが、強烈な色合いからくる印象が強く、何を描いたかが一瞬では判らないのだが、それが飛行機雲かと思い始めるが、単に飛行機雲の美しさを切り取ったものでは無い。能から着想を得ていると言う作品は、新鮮で人目を惹付ける。和の心を持ったアートだ。来場者からは、「一つ一つは、強烈な色合いながら、全体的にパステルトーンで居心地が良い。個々に個性が強いのに、嫌みを感じない。お題となっている能の演目を読んで、作品を見るとより深く見える。海外の方々に評価される作品だよね。」等の声が聞かれます。この色味を出すのに、和紙を含むあらゆる用紙を試したと言う。色以外は、殆ど加工してない飛行機雲を撮影した風景写真だが、能の舞台が正方形であるところから、作品もスクエアに切り取られている。まさに能の美学、見立てによる表現は、奥深いものを感じる。是非、ご覧頂ければと思います。
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