ベッティナ・ランス写真展『密室』No.8

Art Gallery M84は、2023年7月3日(月)よりベッティナ・ランス写真展『密室』No.8を開催致します。

今回の作品展は、Art Gallery M84の第129回目の展示として実施する個展です。
 「シャネル(CHANEL)」のムービーを手掛けたことで知られ、『ヴォーグ』『フィガロ』などの雑誌で活躍するフランスを代表する女性写真家 ベッティナ・ランス(Bettina Rheims)の当ギャラリー8回目となる個展。セルジュ・ブラムリーの小説とコラボレーションによる1990年から1992年に制作されたパリの女性達を撮影したヌード写真集(Chambre Close/シャンブル・クローズ=密室)で、あられもないポーズが話題となりヨーロッパだけでなく米国、日本、韓国、オーストラリア、モスクワでもベストセラーとなり世界中にその名が広がったと言います。海外では、ヌード作品により実力を評価される事も多々あり、世界的な写真家として名声を得る切っ掛けとなった貴重な作品約30点を展示します。

 女性を写した作品を数多く発表してきたランスは、一貫して女性達が生まれながらにしてまとう華やかさと儚さ、内面から湧き出る美や苦悩、憂いを力強く写してきました。レンズの前で飾り気のない心情や濃厚な人間性を惜しげもなくさらしています。作品の中には、「ランスでなければ写せない」とまで言われるしぐさや眼差しとともに、瞬間に写し取られた本能的な女性達の姿を捉えるベッティナ・ランスの魅力に迫りたいと思います。

【ベッティナ・ランス(Bettina Rheims)略歴】
1952年 パリに生まれる。
1978年 ストリッパーやダンサー、売春婦等社会の辺境に生きる人々へ生々しくもエ 
    レガントなタッチで迫るポートレートやヌードフォトに特徴があり、カリス
    マ雑誌「エゴイスト」の創始者に挑発的でエレガンスなイメージが評価され、
    同誌からデビュー。
1980年 女性のポートレート「Female Trouble/フィメール・トラブル」を制作。
1982年 パリ・ポンピドーセンターで初個展を開催。
1983年 生と死を表現した「動物の剥製シリーズ」を制作し注目を浴びる。
1986年 世界的な雑誌「ヴォーグ」「フィガロ」や広告のポートレートを撮影。
1990年 二重の性、転換する性、男性の妄想等、混迷する現代の性をモチーフに作品
    を数多く発表し、ティーンエイジャーの揺れ動く若者たちのセクシュアリテ
    ィを捉えた「Modern Lovers/モダン・ラバーズ」は彼女の傑作となった。
1990年 初めてのカラー写真「Chambre Close」で豊かな背景あるヌード写真を披露。
1995年 フランス大統領の公式カメラマンとなる。
1997年 44歳でレジヨン・ドヌール勲章受賞。フランスを代表する写真家として評価。
2005年 石の台座を小道具に、写真と彫刻の融合をテーマにリメイクしたオートクチ
    ュールのヴィンテージドレスを身に纏った彼女達を撮影したシリーズ発表。
2010年 セルジュ・ブラムリーと一緒に自叙伝的な物語「Rose, c’est Paris」を発表。
2011年 東京都写真美術館で「MADE IN PARADISE」と銀座のシャネル・ネクサス・
    ホールで「HEROINES」と二つの個展を同時に開催。
2013年 最新のパリのオートクチュールを纏った有名人のポートレートを発表。
    現在は雑誌、広告、ファッションの仕事(ChanelやLancome)を手掛けると共
    に、幾多の個人プロジェクトに取り組んでおり、フランスを代表する写真家
   として評価を得ている。

【主な展示】
1981年 Bettina Rheims写真展「Portraits」ポンピドゥー・センター(Paris)
1981年 Bettina Rheims写真展「Portraits nus」Gallery Texbraun(Paris)
1983年 Bettina Rheims写真展「動物の剥製シリーズ」パリとニューヨークで展示。
1987年 Bettina Rheims写真展「過去10年間の回顧展」エスポート・フォト(Paris)
1990年 Bettina Rheims写真展「Modern Lovers」をフランス、英国、米国で展示。
1991年 Bettina Rheims写真展「Chambre Close」PARCO(東京・渋谷)
2000年 ベッティナ・ランス写真展「イエスの生涯」小田急美術館(東京・新宿)
2004年 Bettina Rheims写真展「初の回顧展」ヘルシンキ市立美術館(Finland)
    その後欧州(オスロ、ウィーン、デュッセルドルフ、ブリュッセル)を巡回。
2005年 Bettina Rheims写真展「Héroïnes」Galerie De Noirmont(Paris)
2008年 写真展「Can you find happiness?」ギャラリーc/o Berlin (Germany)
2010年 Bettina Rheims写真展「Rose, c’est Paris」フランス国立図書館(Paris)
2011年 ベッティナ・ランス写真展「MADE IN PARADISE」東写美(東京・恵比寿)
2011年 ベッティナ・ランス写真展「Heroines」CHANEL Nexus Hall(東京・銀座)

Art Gallery M84では、「アートを展示する場、鑑賞する場、作品を購入できる場」にとどまらず、アートを楽しみ、アートを通じての自己表現を志す方々が集える場所、アートの可能性を広げていく拠点になることを目指しています。プロ・アマを問わず、幅広く作家を紹介する企画を開催してまいります。

【写真展概要】
名  称 : ベッティナ・ランス写真展『密室』No.8
作 品 数 : 約30点
販  売 : 展示作品は、一部を除き購入可能
主  催 : Art Gallery M84
期  間 : 2023年7月3日(月) ~ 7月22日(土) ※休館日を除く
場  所 : Art Gallery M84
所 在 地 : 東京都中央区銀座四丁目-11-3 ウインド銀座ビル5階
電  話 : 03-3248-8454
開館時間 : 10:30~18:30(最終日17:00まで)
休 館 日 : 日曜日
入 場 料 : 500円
URL : http://artgallery-m84.com/?p=11319

【ベッティナ・ランス写真展『密室』No.8代表作品】            クレジット: Chambre Close © Bettina Rheims

Title:Octobre III, Paris.
Signature : No
Image Size : 210 x 210mm
Paper Size : 290 x 360mm
Print Method : Type-C Print
以上 

大坂寛写真展『女性美』 SOLD作品

大坂寛写真展『女性美』 SOLD作品

37.Ligerie Pierre Cardin / 1996
  Printed : 1996、Edition:Open、Signature : Yes、Image Size: 140 x 280mm、
  Print Paper Size:253 x 305mm、Print Method:Gelatin Silver Print、
  Mat・Frame Size:350 x 420mm   


写真展『アートの競演 2023春光』受賞作品

写真展『アートの競演 2023春光』受賞作品

2023年4月17日(月)より開催している写真展『アートの競演 2022春光(しゅんこう)』ですが、今回の作品展は、Art Gallery M84で第126回目の展示として実施する一般公募展です。今回は、開設10周年を記念して、大判作品でのチャレンジも目指し、新たな写真展として開催しました。通算18回目の開催となります。1800年代末期の欧州で、写真はその記録性のみが注目されて、芸術作品としての認識や評価はなされておりませんでした。日本の現写真分野において芸術作品の位置付けがどの様になっているのだろうかと考えるきっかけになればと思って開催しております。

出展されている方のお知り合いですかとお聞きすると、多くの方がネットやDMで面白そうな写真展だから見に来たとの事です。また、『アートの競演毎回来ているが、今回が一番素晴らしいですね。展示作品の全てのレベルが高いと感じてます。』とのお応えに驚きました。写真を芸術として創作した16点の作品を展示した中から3賞(M84賞、Customer賞、フレームマン賞)を決定致しました。お客様が気に入った作品が見つかって、ご購入に至らなくても会場にて作品へのメッセージを投稿頂き、4月27日末時点の投稿数でCustomer賞を認定致しましたが、頂いた応援メッセージは、作家の宝物となった様です。

●M84賞
【作品】Title : 夢幻紀行〜時空を超えて〜
Shooting:2023、Printing:2023、Edition : 1/1、Signature : Yes、Image Size : 310 x 450㎜、Print Paper Size : 329 x 483㎜、Print Method : Inkjet Print、Paint Method : Repel Art & 金箔、Frame size : 480 x 580㎜

1)どんな点がアート(一番最初、又は ありふれていない)なのか?
 『夢幻紀行〜時空を超えて〜』リペルアート絵画の上に写真をインクジェットプリントし最後に金箔で仕上げた作品。リペルアートは専用の画材と紙を使って描く偶然性が特徴。本作品はその特徴を活かして夢幻の世界を描いています。写真は列車の運転席を撮影し多重で作り上げた旅の記憶です。金箔は時空の光を表しています。夢幻の世界の中を走る列車が時空を超えて旅立つのです。
2)作品を購入・収集してもらう為に、どんな行動をしますか ?
 私はいつも融合をテーマにアート作品を制作しています。今回の出展作品はどちらも写真と他のアートを新しい技法で融合させ唯一無二の世界を表現しています。自分のファンを作ること。その為には常に新しい事にチャレンジし、決して立ち止まらない強い志が必要だと思っています。

【選評】
勢い良く描かれたリペルアートにより、力強い動きを感じる。また、列車の運転席を撮影した画像が重なった事により、絵とか写真とかの概念をこえて、複雑な中に味わいがあるワインのような作品となっている。臙脂色のマットや木製フレームも作品を引き立てている。

【作家】YU-KI(ミセ・ユーキ)氏
神奈川県出身。
2016年 一般社団法人フォトコミュニケーション®協会 ベーシックコース17期卒業。
2017年 一般社団法人フォトコミュニケーション®協会 アドバンスコース7期卒業。
2017年 一般社団法人フォトコミュニケーション®協会 マスターコース1期卒業。
2017年 上野由日路×伊藤弘 オールドレンズ写真学校 受講。

【受賞歴】
2017年04月 一般社団法人フォトコミュニケーション®協会 第3回フォトスクールアドバンスコース修了生合同写真展『GIFT』PCA賞受賞
2018年01月 写真展『アートの競演 2018泰月』M84賞受賞

【展示歴】
2017年04月 一般社団法人フォトコミュニケーション®協会 第3回フォトスクールアドバンスコース修了生合同写真展『GIFT』The Artcomplex Center(東京・四谷)
2018年01月 写真展『アートの競演 2018泰月』Art Gallery M84(東京・銀座)
2018年05月 オールドレンズフェスVol.1『オールドレンズ写真学校展 Vol.5』
2018年07月 写真展『アートの競演 2018観月』Art Gallery M84(東京・銀座)
2018年11月 オールドレンズフェスVol.2『オールドレンズ写真学校展 Vol.6』
2019年01月 写真展『アートの競演 2019寒月』Art Gallery M84(東京・銀座)
2020年12月 個展『流れ』Space K(東京・代官山)
2022年02月 写真展『アートの競演 2022如月』Art Gallery M84(東京・銀座)
2022年05月 『モノクロ・ヴィヴィッド展』ゆう画廊(東京・銀座)
2022年06月 写真展『横浜18区』Photo Bar sa-yo(横浜・吉田町)
2022年12月『FOVEON展』ギャラリールデコ(東京・渋谷)
2023年03月『フォト茶』iia gallery(東京・小伝馬町)

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●Customer賞
【作品】Title : ルーアンの秘密 Shooting:2023、マレの出口 Shooting:2022
Printing:2023、Edition : Open、Signature : Yes、Image Size : 309 x 463㎜、Print Paper Size : 329 x 483㎜、Print Method : Silver Haride Print、Frame size : 457 x 611㎜

●フレームマン賞
【作品】Title : ルーアンの秘密
Shooting:2023、Printing:2023、Edition : Open、Signature : Yes、Image Size : 309 x 463㎜、Print Paper Size : 329 x 483㎜、Print Method : Silver Haride Print、Frame size : 457 x 611㎜

1)どんな点がアート(一番最初、又は ありふれていない)なのか?
 シャッターを押して「偶然の瞬間」を切り撮るのが写真。その写真を見た人が、そこから「物語」を想像していただくことができる作品。それが「アート」作品であると思っています。健康寿命のことを書物で知ってから、残る時間から逆算して、自分のやりたいこととの中から、ストレスなくできることを選んで行動するようになりました。そうすると限られた時間の中で、偶然はいつ訪れるかわからないので、自ら「意図した偶然」こと創ることにしました。それが新型コロナの出始めで行動制限されるようになってから、撮り始めた「赤いかさ」シリーズです。今回は、私のお気に入りの街パリで撮影した、赤い傘を「緑」と「青」で対比させた2作品です。見る人が物語に引き込まれるような独特の世界を表現してアート性を高める試みをしてみました。
2)作品を購入・収集してもらう為に、どんな行動をしますか ?
 まずは、自分の作品を会場に見にきていただき興味を持ちファンになっていただく事が重要だと思っています。自分を知ってもらうための地道な活動として展示の機会があればすべてチャレンジしたいと思っており、昨年は27回出展しました。今年は今回10回目の展示です。具体的な活動としては、Facebookでの知人への告知、DMの活用、見にきていただいた知人へのポストカードのプレゼントなど継続していきたいと思っています。

【選評】
逆光で周囲の建物がシルエットになって強いインパクトを感じる。まず目が太陽光に、そして、赤い傘とその女性の影など、引き込まれるように順次目線が移って行く様に仕上げられた作品。青い空に太陽の中央が水平に伸びる光線も素晴らしいが、細部が見え過ぎないところが想いを巡らせられる。マットの余白量とフレームの幅も細くバランスが良い。近くで見るとマット表面の縦筋模様と枠筋が気になる。

【作家】野田 光治(ノダ・コウジ)氏 
1954年 神奈川出身
コンデジで旅行先でのスナップ写真を撮っていたが、10年程前デジタル一眼カメラを
入手後、複数の写真会等に参加し現在に至る。グループ展・公募展に出品し活動中。
2020年 Selected as one of the 100 photographers Describing Tokyo Scenery
日本写真会理事・同人、現代美術家協会会員、プレザントクラブ幹事長

【受賞歴】
2016年 第72回現代美術家協会 写真部門 新人賞受賞
2018年 JPA日本写真作家協会 第16回公募展 入選
2019年 JPA日本写真作家協会 第17回公募展 入選
2019年 太陽美術協会 第45回公募展 入選
2020年 太陽美術協会 第46回公募展 入選
2020年 朝日新聞主催 第4回フォトコンテスト神奈川 自由部門 優秀賞受賞
2021年 全日写連主催 第53回カラーフェア写真コンテスト東京都本部長賞受賞
2021年 全日本写真連盟、朝日新聞社主催 全日本写真展2021 銅賞受賞
2021年 公益財団法人 国際文化カレッジ主催 第25回総合写真展 秀作
2021年 太陽美術協会 第47回公募展 入選
2022年 第18回秋山庄太郎「花」写真コンテスト入選
2022年 一般社団法人芦屋写真協会主催 公募展 芦屋写真展2022入選
2022年 鎌倉写真連盟主催 第49回鎌倉写真連盟 審査委員賞受賞
2022年 全日写連主催 第54回カラーフェア写真コンテスト 入選
2022年 第57回 神奈川県美術展 入選
2023年 全日写連主催 第85回国際写真サロン 入選

【展示歴】
2016年05月 現代美術家協会主催『第72回現展』国立新美術館(東京・六本木)
2018年11月 日本写真作家協会『第16回公募展』上野東京都美術館(東京・上野)
2019年01月 写真展『アートの競演 2019寒月』Art Gallery M84(東京・銀座)
2019年07月 写真展『アートの競演 2019涼月』Art Gallery M84(東京・銀座)
2019年11月 日本写真作家協会『第17回公募展』上野東京都美術館(東京・上野)
2019年11月 太陽美術協会『第45回公募展』上野東京都美術館(東京・上野)
2020年01月 写真展『アートの競演 2020明春』Art Gallery M84(東京・銀座)
2020年06月 第4回『フォトコンテスト神奈川写真展』新都市ビル(横浜・そごう)
2020年08月 写真展『アートの競演 2020長月』Art Gallery M84(東京・銀座)
2020年10月 NPO東京画主催『東京好奇心 2020』渋谷Bunkamura (東京・渋谷)
2020年11月 太陽美術協会『第46回公募展』上野東京都美術館(東京・上野)
2021年03月 写真展『アートの競演 2021風花』Art Gallery M84(東京・銀座)
2021年08月 全日写連『Photo Festival 2021』Fujifilm Square(東京・六本木)
2021年09月 写真展『アートの競演 2021新涼』Art Gallery M84(東京・銀座)
2021年11月 創立100周年記念『第79回プレザントクラブ写真展』Portrait gallery(四谷)
2021年11月 太陽美術協会『第47回公募展』東京都美術館(東京・上野)
2022年01月 谷 明、野田 光治、北尾 辰也『3人によるアート作品展』M84(東京・銀座)
2022年02月 写真展『アートの競演 2022如月』Art Gallery M84(東京・銀座)
2022年04月〜07月『野田光治写真展』ピエトロパルコーネ国立店(東京・国立)
2022年05月 写真展『殻を破るアート作品』Art Gallery M84(東京・銀座)
2022年06月 現代美術家協会主催 第78回『現展』国立新美術館(東京・六本木)
2022年07月〜08月 太田菜穂子主催インスタグラムEcobeing2021に27作品紹介
2023年02月 Art Capital2023『アンデパンダン展』グランパレ・エフェメール(パリ)

以上

写真展『アートの競演 2023春光』の応援メッセージ投稿報告

2023年4月17日(月)より開催している写真展『アートの競演 2023春光』ですが、今回も、お客様が気に入った作品が見つかって、ご購入に至らなくても会場にて作家への応援メッセージを投稿頂き、4月27日末時点の投稿数でCustomer賞を決定することに致しました。集計の報告をいたします。

写真展『アートの競演 2023春光』SOLDグッズ

写真展『アートの競演 2023春光』SOLDグッズ

1.宇津井 志穂ポストカード、イメージサイズ:94x142mm、カードサイズ:100xx150mmx2x3x2x2x2

2.豊吉 雅昭ポストカード、カードサイズ:100xx148mmx5x7

3.三輪 浩光ポストカード、イメージサイズ:100x100mm、カードサイズ:130xx180mmx3

4.三輪 浩光写真集「serious M light」サイズ:150x210x8mmx4

大坂寛写真展『女性美』を開催

 Art Gallery M84は、 2023年5月22日(月)より大坂寛写真展『女性美』を開催致します。今回の作品展は、Art Gallery M84の第128回目の展示として実施する企画展です。アートコレクターである服部良夫(はっとり・よしを)氏の所蔵する「大坂寛氏のデビュー当時からコレクションした女性美の表現を追求した作品」で、モノクロームのゼラチンシルバープリントから厳選した約35点を展示、販売いたします。この機会に是非ご鑑賞ください。入場は、成人限定とさせて頂きます。

※ピエール・カルダン・ジャパンが設立されるより前に、日本国内でカルダン・ブランドのライセンス商品を開始され、また世界一のカルダン・コレクターとして知られている服部良夫氏は、日本有数のアートコレクターでもあり、今回展示するのは、長年に渡り国内ギャラリーの大坂寛写真展から選定・購入・所蔵した作品たちです。

【写真家】大坂 寛(おおさか・ひろし)氏
耽美的なヌードのシリーズ「Syzygy」で1985年に日本写真協会新人賞を受賞するなど高い評価を受け写真界に颯爽と登場しました。多岐に渡るシリーズは風景、静物、ヌードなど。その制作へのこだわりは観る側をいつも驚嘆させます。大坂寛氏の飽くことなき「美」への探求と意欲的な作家活動の真髄に迫ります。

《略歴》
1956年山形県生まれ、日本大学芸術学部写真学科卒業
1978年JPS展(日本写真家協会)奨励賞 & APA国際展(日本広告写真家協会)EUROPHOTO賞受賞
1982年JPS展 グランプリ受賞
1984年JPS展 グランプリ受賞
1985年日本写真協会新人賞受賞

作品は東京都写真美術館、京都国立近代美術館、日本大学芸術学部写真学科、日本ポラロイド社、美術館プチミュゼ、ポラロイド・インターナショナル(USA)ヒューストン美術館(USA)、グラハム・ナッシュ・コレクション(USA)などに永久保存されている。

 Art Gallery M84では、「アートを展示する場、鑑賞する場、作品を購入できる場」にとどまらず、アートを楽しみ、アートを通じての自己表現を志す方々が集える場所、アートの可能性を広げていく拠点になることを目指しています。プロ・アマを問わず、幅広く作家を紹介する企画を開催してまいります。

【写真展概要】
名  称 : 大坂寛写真展『女性美』
作 品 数 : 約35点
主  催 : Art Gallery M84
期  間 : 2023年5月22日(月) ~ 6月24日(土)  ※休館日を除く
場  所 : Art Gallery M84
所 在 地 : 〒104-0061 東京都中央区銀座四丁目-11-3 ウインド銀座ビル5階
電  話 : 03-3248-8454
開館時間 : 10:30~18:30(最終日17:00まで)
休 館 日 : 日曜日
入 場 料 : 800円
URL : http://artgallery-m84.com/?p=11064

【大坂寛写真展『女性美』代表作品】                                      クレジット : © Hiroshi Osaka / M84

彩色肖像写真展『明治の女たち』を開催

 Art Gallery M84は、 2023年5月1日(月)より彩色肖像写真展『明治の女たち』を開催致します。
今回の作品展は、Art Gallery M84の第127回目の展示として実施する企画展です。幕末の写真家達が撮った「明治時代」の写真です。お化粧をしたり髪結したりと、生々しく豊かな表情と当時の暮らしぶりも写っている。今から約100年以上も前の日本で、単に記録では無い演出写真であり、さらに写真といっても白黒だけではなく、明治時代に仕事が減った浮世絵師が白黒写真に手作業で彩色したものです。浮世絵版画の様に一見同じ様に見えて、同じものが無いのです。手作業の彩色と相まって芸術作品なのです。女性を被写体にした作品約 30点を展示します。これらの作品は、外国人のお土産用に売っていた非常に高価な「横浜写真」と思われ、当時海外に持ち出されたものですが、それを1970年代のパリで買い戻した日本の方から作品をお借りして展示します。日本に何点も存在せず、市場に出回る事も無く貴重な作品です。ぜひご覧ください。

何故展示するかと言えば、 日本で写真が始まった原点なのに龍馬の写真しか知らず、写真は保管されて無いのかと思っていました。彩色写真は、日本の写真史においてキワモノ(一時的な流行)として、評価されてこなかったようです。幕末・明治期の写真と言えば、日本写真文化の開祖“下岡 連杖“や坂本龍馬の写真で有名な“上馬 彦馬“が代表的で、その陰で長い間、日の目を見ることが無かったのです。それは、日本が、写真は漢字の真実を写すものと書き、写真は記録であるとしたことに起因しているのではと思います。海外では、「横浜写真」を美術館や博物館などで作品が収集されてネットで閲覧も可能な様に公開もされています。日本でも、図書館や資料館などで多くの写真が資料として保存されて公開されてはいますが、海外で保存されている同じ作品が無かったりします。

1800年代末期の欧州で、写真はその記録性のみが注目され、芸術作品としての認識や評価はなされておりませんでした。そんな中で写真を芸術と認知させるべく、絵画的な写真を目指す動きが広がりました。そのピクトリアリズム活動と長期に渡るフランス写真協会への働きかけの結果、1924年にフランス写真協会はフォト・クラブ・ド・パリと協力して 「写真芸術展」を開催しました。日本の現写真分野において芸術作品の位置付けがどの様になっているのだろうかと考えるきっかけになればと思って開催します。

【展示作品の推定作家】
フェリーチェ・ベアト(Felice Beato)、ライムント・ファン・スティルフリート(Raimund Freiherr von Stillfried)、アドルフ・ファルサーリ(Adolfo Farsari)、日下部 金兵衛(くさかべ・きんべえ)、玉村 康三郎(たまむら・こうざぶろう)、鈴木 真一(すずき・しんいち)、内田 九一(うちだ・くいち)など。

 Art Gallery M84では、「アートを展示する場、鑑賞する場、作品を購入できる場」にとどまらず、アートを楽しみ、アートを通じての自己表現を志す方々が集える場所、アートの可能性を広げていく拠点になることを目指しています。プロ・アマを問わず、幅広く作家を紹介する企画を開催してまいります。

【作品展概要】
名  称 : 彩色肖像写真展『明治の女たち』
作 品 数 : 約30点
主  催 : Art Gallery M84
期  間 : 2023年5月1日(月) ~ 5月20日(土)  ※休館日を除く
場  所 : Art Gallery M84
所 在 地 : 〒104-0061 東京都中央区銀座四丁目-11-3 ウインド銀座ビル5階
電  話 : 03-3248-8454
開館時間 : 10:30~18:30(最終日17:00まで)
休 館 日 : 日曜日
入 場 料 : 500円
URL : http://artgallery-m84.com/?p=11054

【彩色肖像写真展『明治の女たち』代表作品】 クレジット : Girl Combing Hair © Kusakabe Kimbei / M84           以上

はっとり・よしをコレクション展 SOLD作品

はっとり・よしをコレクション展『マン・レイやジャンルー・シーフなど』SOLD作品

02.Bettina Rheims(ベッティナ・ランス)
 Title : Female Trouble、Printed : 1988、Edition:3/15、Signature : Yes、Stamp : No、Image Size: 465 x 470mm、Print Paper Size:505 x 610mm、Print Method:Gelatin Silver Print、Mat・Frame Size:755 x 755mm

10.Jack Welpott(ジャック・ウェルポット)
 Title : Pamela、Printed : 1978、Edition:Open、Signature : Yes、Stamp : No、Image Size: 260 x 380mm、 Print Paper Size:395 x 500mm、Print Method:Gelatin Silver Print、Mat・Frame Size:513 x 615mm

11.Jeanloup Sieff(ジャンルー・シーフ)
 Title : Sans TitrePrinted : 1976、Edition:Open、Signature : No、Stamp : Yes、Image Size: 195 x 295mm、Print Paper Size:305 x 405mm、Print Method:Gelatin Silver Print、Mat・Frame Size:355 x 430mm

15.Jeanloup Sieff(ジャンルー・シーフ)
 Title : La Lingerie de Givenchy.Paris、Printed : 1986、Edition:Open、Signature : Yes、Stamp : Yes、Image Size: 200 x 300mm、Print Paper Size:303 x 410mm、Print Method:Gelatin Silver Print、Mat・Frame Size:430 x 550mm

はっとり・よしをコレクション展 SOLDグッズ

はっとり・よしをコレクション展『マン・レイやジャンルー・シーフなど』SOLDグッズ

01.書名 : Madchen im Atelier、著者 : Karin Szekessy、発行年 : 1985、出版社 : Harenberg、サイズ : 120 x 175mm 174頁

02.書名 : Le Nu、著者 : Photo Poche、発行年 : 1986、出版社 : Centre National de la Photographie、サイズ : 125 x 130mm 64頁 

03.書名 : Helmut Newton、著者 : Photo Poche、発行年 : 1986、出版社 : Centre National de la Photographie、サイズ : 125 x 130mm 61頁

04.書名 : PARIS VU par ATGET et CARTIER=BRESSON、パリ・街・人 アジェとカルティエ=ブレッソン、著者 : 東京都庭園美術館 企画・編集、発行年 : 1988、出版社 : 東京都文化振興会、サイズ : 200 x 200mm 3冊 30頁・113頁・109頁 

05.書名 : Richard Cerf、著者 : Richard Cerf 、発行年 : 1982、出版社 : Editions Natiris、サイズ : 225 x 205 x15mm

06.書名 : The Ballad of Sexual Dependency、著者 : Nan Goldin 、発行年 : 1982、出版社 : Aperture、サイズ : 255 x 228mm 144頁

07.書名 : Helmut Newton、写真展図録:20世紀エロティシズムの鬼才、発行年 : 1992、出版社 : G.I.P. Tokyo、サイズ : 250 x 250 x10mm

08.書名 : NORAMI、著者 : Klaus Mitteldorf、発行年 : 1989、出版社 :  RotoVision SA、サイズ : 260 x 250mm 120頁

11.書名 : BONDAGE FANTASY、著者 : John Willie、Makoto Ohrui、発行年 : 1991、出版社 : Fiction, inc、サイズ : 210 x 260 x 7mm

12.書名 : JOHN WILLIE BONDAGE、著者 : Makoto Ohrui、発行年 : c1991、出版社 : Fiction, inc、サイズ : 210 x 280 x 6mm

13.書名 : More REAR VIEWS、著者 : Delilah Communications、発行年 : 1984、出版社 : Putnam Pub Group、サイズ : 210 x 280 x 6mm

14.書名 : Liebesleben / Bilder mit Irene、著者 : Roswitha Hecke、発行年 : 1987、出版社 : Rowohlt、サイズ : 175 x 245 x 15mm

18.書名 : HAUSMANN PHOTOGRAPHIES 1927-1957、著者 : Raoul Hausmann、発行年 : 1979、出版社 : Edition OREATIS、サイズ : 225 x 265 x 10mm 82頁

19.書名 : il corpo scoperto、著者 : Daniela Palazoli、発行年 : 1988、出版社 : idea books edizioni、サイズ : 230 x 280 x 10mm

21.書名 : BETTINA RHEIMES(Female Trouble)、著者 : Bettina Rheims、発行年 : 1989、出版社 : Schirmer Mosel、サイズ : 234 x 297 x 15mm 152頁

22.書名 : VERUSCHKA、著者 : Vera Ledgecoe、発行年 : 1986、出版社 : Olympic Marketing Corp、サイズ : 245 x 295 x 22mm

23.書名 : POSSESSIONS、著者 : John Hedgecoe、発行年 : 1978、出版社 : New York A&W、サイズ : 230 x 300 x 15mm

26.書名 : les dessous du porte JARRETELLES、著者 : MONIQUE CHOURAQUI, GILLES NERET、発行年 : 1983、出版社 : ROBERT LAFFONT、サイズ : 230 x 300 x 15mm

27.書名 : Private View Glamour Photography’s Secrets No. 2、著者 : Chris Thomson、発行年 : 1982、出版社 : LOVE ME TENDER、サイズ : 243 x 320 x 17mm

28.書名 : WELET OHNE MANNER、著者 : HELMUT NEWTON、発行年 : 1984、出版社 : Schirmer/Mose、サイズ : 247 x 330 x 22mm 192頁

はっとり・よしを コレクション展『マン・レイ や ジャンルー・シーフ など』を開催

 Art Gallery M84は、 2023年3月6日(月)より はっとり・よしを コレクション展『マン・レイやジャンルー・シーフなど』を開催致します。

今回の作品展は、Art Gallery M84の第125回目の展示として実施する企画展です。アートコレクターである服部良夫(はっとり・よしを)氏の所蔵する「海外作家が女性美の表現を追求したモノクローム作品」で、もう市場に出回らないような珍しい写真や、もう目に触れる機会が無いような貴重な写真作品から厳選した約35点を展示します。巨匠と呼ばれるような作家の作品ばかりですので、この機会に是非ご鑑賞ください。入場は、成人限定とさせて頂きます。

ピエール・カルダン・ジャパンが設立されるより前に、日本国内でカルダン・ブランドのライセンス商品を開始され、また世界一のカルダン・コレクターとして知られている服部良夫氏は、日本有数のアートコレクターでもあり、今回展示するのは、長年に渡り国内ギャラリーから選定・購入・所蔵した作品たちです。

【出展作品の作家名】
アンドレ・ド・ディーンズ(André de Dienes)、ベッティナ・ランス(Bettina Rheims)、クリスチャン・フォークト(Christian Vogt)、グラディス(Gladys)、ハンス・ベルメール(Hans Bellmer)、イリナ・イオネスコ(Irina Ionesco)、ジョック・スタージェス(jock sturges)、ジャック・ウェルポット(Jack Welpott)、ジャンルー・シーフ(Jeanloup Sieff)、ジャン=ルイ・ミシェル(Jean-Louis Michel)、ヤン・ソーデック(Jan Saudek)、カリン・シェケシー(Karin Székessy)、ルシアン・クレルグ(Lucien Clergue)、マン・レイ(Man Ray)、マルセル・デュシャン(Marcel Duchamp)、マルク・ル・ムネ(Marc Le Mené)、モーリス・タバール(Maurice Tabard)、ラウル・ハウスマン(Raoul Hausmann)、リチャード・ソードン=スミス(Richard Sawdon Smith)、ロバート・ベサンコ(Robert Besanko)、ルース・バーンハート(Ruth Bernhard)、ステファン・ルピノ(Stephan Lupino)、トレヴァー・ワトソン(Trevor Watson)

 Art Gallery M84では、「アートを展示する場、鑑賞する場、作品を購入できる場」にとどまらず、アートを楽しみ、アートを通じての自己表現を志す方々が集える場所、アートの可能性を広げていく拠点になることを目指しています。プロ・アマを問わず、幅広く作家を紹介する企画を開催してまいります。

【作品展概要】
名  称 : はっとり・よしを コレクション展『マン・レイやジャンルー・シーフなど』
作 品 数 : 約35点
主  催 : Art Gallery M84
期  間 : 2023年3月6日(月) ~ 4月8日(土)  ※休館日を除く
場  所 : Art Gallery M84
所 在 地 : 〒104-0061 東京都中央区銀座四丁目-11-3 ウインド銀座ビル5階
電  話 : 03-3248-8454
開館時間 : 10:30~18:30(最終日17:00まで)
休 館 日 : 日曜日
入 場 料 : 800円
URL : http://artgallery-m84.com/?p=10545

【はっとり・よしを コレクション展 代表作品】             クレジット : La Lingerie de Givenchy 1986 © Jeanloup Sieff / G.I.P.Tokyo / M84
以上